2008-05-06

SAF1 撤退

う~ん何から書けばいいのか...。

佐藤琢磨をラインナップから外し、国内ファンからの非難轟々だったホンダが、琢磨救済を急がせたのが事の発端だったかなぁ。スーパーアグリがあれ程急いでエントリーする必要があったのは。
SAF1 の急な参戦には全チームの合意が必要だったけど、ウィリアムズは最後まで反対しましたね。「参戦して数年で消えてしまうようなチームでは困る」というのがF・ウィリアムズの意見でした。

もっとも、BMWとのパートナーシップを解消し、グリッド後方に沈むウィリアムズが、強いホンダが4台になるのを警戒しての発言だったと思いますが...。

当時は、カスタマーカーが将来的に合法になる風潮だったし、ホンダのバックアップもあり、説得しましたが。スポンサーに逃げられた事も大ダメージでしたが、当初、純日本に拘ったのもマイナスだったと思います。昔、純フランスに拘ったプロストのように。ドライバーラインナップを考えるとき、スポンサーの事も考慮して、国籍の違う2名起用すのは常識ですしね。
日本人2名では、日本のマーケットでウマミのあるスポンサーしか付かないでしょうし...。

また、カスタマーカー使用の道筋が消えてなくなったのもチーム消滅の要因ですかね。マクラーレンの2ndチームや、プロドライブに関しては、参戦する前から道が閉ざされてしまいましたし。

結局、3年前、全24グリッドで戦う目論見だった F1 は、20グリッドになってしまいました。レッドブルのシャシーを使う、トロ・ロッソもチームが売りに出ている事を公言してますし、カスタマーカー問題の犠牲者は少なくないですね。

アロウズA23シャシーでデビューした SAF1 が、アロウズと同じく、シーズン途中で居なくなるという皮肉な結果になってしまいました。