2008-06-15

WRC Rd.08 トルコ

フォードの戦略がローブに対しても機能しました。ミッコ、ラトバラの 1-2 フィニッシュでフォード完勝!
グラベルラリーのガチンコ勝負で、フォード勢がローブ(3位)に勝てる事を証明しましたね。

でも今年のルールだと、去年ローブとマーカスがニュージーランドで見せてくれたような接戦は、見られ無そうですね。ルールが変われば、勝つための戦略も変わる...F1 の予選ルールや SC 導入時のルールと変わりなく、モータースポーツである限り、ルールと共に戦略が変わるのはアタリマエの事ですね。

  • DAY3 で出走順TOPにならない為には DAY2 をTOPでフィニッシュしない。
  • DAY2 をTOP でフィニッシュしないよう、コントロール可能にするには、DAY1 を TOP でフィニッシュしない。
  • DAY1 を TOP でフィニッシュしないよう、コントロールするには、ポイントリーダーにならない。
フォードの採った作戦がクローズアップされる傾向にありますが、今回ポイントリーダーになったミッコが、次戦で不利なのはルール上、明らか。「速い人が不利な条件を飲む」と言うルールの精神は、結局、変わらない訳ですね。

Pos No Driver Time Diff 1st
1. 3 Mikko HIRVONEN 4:42:07.1 0.0
2. 4 Jari Matti LATVALA 4:42:15.0 +7.9
3. 1 Sebastien LOEB 4:42:32.8 +25.7
4. 2 Dani SORDO 4:44:32.7 +2:25.6
5. 8 Henning SOLBERG 4:44:40.8 +2:33.7
6. 5 Petter SOLBERG 4:44:55.3 +2:48.2
7. 16 Matthew WILSON 4:46:31.3 +4:24.2
8. 14 Conrad RAUTENBACH 4:49:53.8 +7:46.7
9. 9 Federico VILLAGRA 4:51:41.2 +9:34.1
10. 10 Barry CLARK 4:56:55.9 +14:48.8
11. 41 Andreas AIGNER 5:02:21.6 +20:14.5
12. 55 Patrik SANDELL 5:03:10.3 +21:03.2
13. 6 Chris ATKINSON 5:04:43.6 +22:36.5
14. 32 Mirco BALDACCI 5:05:22.6 +23:15.5
15. 17 Urmo AAVA 5:23:50.4 +41:43.3

さてさて。ソルドが、なんだかんだと4位まで浮上。シトロエンのメイクスポイント獲得率も上がって来ました。フォードにとっては、ターマック戦の前に、大量リードを築きたいトコでしょうけど、なかなか。

5位は、ヘニング。今年前半戦は、存在感が薄かったですが、ここへ来て2大ワークスの「次のポジション」をキープ。スバルを喰ってますし。

スバル。
新車投入で、ペターとクリスのツキが交代...なイメージ。遅いものの、確実に完走しポイントを獲得するペターに対して、クリスは全くみるトコなし。旧インプレッサでの走りは見事だったんですが...。

スズキ。ランク外。とにかく、ノートラブルなら8位は狙えるんだけどなぁ。

さて。これで今年の前半戦は終了。
次戦は、7/31 のフィンランドから。さすがにココは、「逃げ切り」の作戦でしょうね。時にはプライドも大切です。