2008-07-06

F1 Rd.09 イギリス

雨が弱くなってレコードラインが乾いて来たり、雨が強くなったり...このコンディションの中で上手くやったのは、やっぱりルイスかなぁ。

ライコネンとヘイキが順位を落してしまい、ルイスにとって、後ろからのプレッシャーが極端に減ったのが幸運でしたね。一方、後ろから追い上げる側はアクセルを踏まなければならず...。まあ、こういう状況を作り出せたのは、スタートが良かったからでもありますね。

ウェバー(結局8位)は残念でした。単独なのか接触があったのかは判りませんが、何にせよ隊列が短くなってる序盤でスピンしてしまったのが運の尽きでした。一気に最後方へ。その後、オーバーテイクSHOW を見せてくれましたが、それも「対、下位チーム」に限ったことで、ある一定ポジションまで回復した後は、特に見せ場がありませんでした。F1(TV視聴)ファンとしては、非常に残念でした。

マッサ、クビカ、ライコネン。
この3人、グランプリが始まる前までは、ポイントリーダー~3位だったんですが。
クビカは、良いレースをしてたんだけど、スピン→グラベルスタックでアウト。マッサは何回もスピンするものの何とかコントロールし、完走...するも最下位13位でノーポイント。またもやポイントリーダー(と2位の人)がノーポイント。

ライコネンは、1stスティントでは、2位を走り、TOPルイスを喰えるペースを見せていたんですが...ルイスとの同時ピットインで流れが変わっちゃいましたね。あそこをターニングポイントにして厳しいレースに変化してしまいました。

STDウェットの New に履き替えたルイスと、交換しなかったライコネン。その後、雨量は増える方向になり、結果的にはフェラーリの作戦失敗...という形になりました。結果的には、ね。
まあ、この辺りは仕方の無い事だと思うんですよね。でも、さらにどんどん雨量が増えてもピットに呼び戻さなかったのは、回避できたミスかもしれませんねぇ。
周回遅れだった、ホンダのルーベンスが、EXTウェットに履き替え、ルイスをオーバーテイクし、3位表彰台まで戻って来てるんですから。
ライコネンは、2つの判断ミスで、1Lap遅れの4位完走。

もう「1位か、それ以外か」のレースをやってる時代じゃないですから、最終ポジションに関係なく、一番多くのポイントを持ち帰れる作戦に切り替える必要がある訳ですよね。少なくともルーベンスの前でフィニッシュするレースを見せてくれても良いんじゃないかなと思う訳です。チャンピオンチーム「フェラーリ」ですから。

BMWザウバー。
ニックの燃料は軽くなかったですね。今後に向けてちょっと良い兆しが見えた気がします。予選ポジションさえ確保できれば、良いレースが出来る事というところを見せてくれました。予選、とにかく予選のポジションだ!久々の2位フィニッシュで、ランキング後方のヘイキに対してリードを広げました。

クビカは残念でしたねぇ。こういったスポーツに「たら・れば」は無いですけど、オーストラリアでの中嶋との接触、そして今日のスピンによるリタイア...たった2つのミスさえ無ければ、ポイントランキングでぶっちぎりのTOPなんですがねぇ。対ルイスで、8pts. あった貯金を全て吐き出してしまいました(借金2pts.)。この先、2位で良いなんてレースがやり辛くなりましたね、もしもチャンピオンを狙うんなら。

シーズンも中盤戦に入ったというのに、まだポイントランキング上位のドライバーがノーポイント...なんてレースが続きますか。ドライバーもチームも、どうもパッとしませんねぇ。
みんなが同様にコケたりしているレースは、ルイス、マッサ、キミが 48pts. で同点。クビカが 46pts.で追う展開になってます。
ミハエル vs アロンソの頃は、10-0 なんて試合は致命的だったんですが...。

さて、次戦はドイツ。2年ぶりのホッケンハイムリンク。
Google Earth (Map) では、旧コースが高解像度で見れるので楽しいです。今のうちに。