2008-08-03

F1 Rd.11 ハンガリー

遂に来た!ヘイキ初優勝!!おめでとうございますーー。

これまで、(去年のウェバー並に)運が悪かったですからねぇ。スペインでは、Fタイヤが壊れてバリアに突っ込みリタイア。続くトルコでは、予選でルイスに勝ってフロントローからスタートするも、1コーナーで追突されて、12位完走。その後のモナコ、カナダでも8位、9位とペースが上がらず、ポイント・スタンディングスでは、TOPからだいぶ離されてしまいました。

しかし今回、優勝で 10 ポイントを加え、スタンディングスで直近のライバル、ニックがノーポイントだった為、その差を一気に 10 ポイントを縮めて、たった 3ポイント差に!
勢いからすれば、ニックを抜いて、5位に浮上するのは時間の問題ですかねぇ。その上のクビカまで 11ポイントなので、シーズン終了までには、4位に戻って来られるかもしれません。

誰のレースだったか。
ヘイキの初優勝は、めでたい話ですが、今日はマッサのレースでしたね。
予選からずっとマクラーレンが有利だったんですが、前回のドイツとは全く逆で、気温が上がってタイヤに厳しくなったせいか、決勝のコンディションはフェラーリに味方したようでした。ファステストLAP も、ライコネン、マッサとフェラーリが 1-2 をGET。

マッサ。特にスタートが最高でしたね。あれが今日のレースを最高に楽しくしてくれました。
しかし、レースはレース。ランキング2位で、勝てばポイントリーダーになるハズだったマッサが、ノーポイントとなりました。今年は後半に入ってもこういった事が続くんですかねぇ。
そして目下、ポイントリーダーのルイスもパンク(?)で後退。5位フィニッシュ。また、ランキング上位2名にトラブルが発生しました。

マッサのトラブル。
レギュレーションの関係で最近あまり(上位陣では)見かけなくなったエンジンブロー。マッサにとってもフェラーリにとっても痛かったですねぇ。フェラーリは、シーズン後半、タイトルの望みのあるドライバーを優先すると思いますが、これでまた、やり難くなりました。

ルイスのトラブル。
ただのパンクですかねぇ。去年の ニュルブルクリンク(ルイス)、今年のスペイン(ヘイキ)、と同様に思えるんですが。フロントタイヤが急にパンク。
今回はたまたまバリアに突っ込まずに済むエリアで発生しましたが。ホイールか、ブレーキのパーツが壊れてパンクを引き起こす...TV見てるダケのファンとしては、そんな爆弾を抱えてるんじゃないかと疑ってしまうわけです。
でも、マッサに対して長めとなった第2スティントで、ペースが思うように上がらなかった事から見れば、徐々に症状が進行していったトラブルなんですかね。

グロック2位!
なんとなく、メンタル面が弱いような走りを見せるグロックですが、今週末は完全にトゥルーリを凌駕していましたね。トヨタの車はコースによって速い遅いが顕著に現れるようですが、グロックが速い所を見ると、セットアップの幅も出てきたんでしょうか。開幕時はモロにトゥルーリ好みのクルマだったハズ。このまま波に乗ってくれるとイイですね。

BMWザウバー。
完全に 2nd グループに飲み込まれてしまいました。事は深刻ですね。マッサのリタイアが無ければ、ノーポイントレースになる所だった訳ですから。

クビカは4位スタートから、8位フィニッシュ。予選ポジションより順位を下げるってのは、このチームではあまり無かった事。特に、SC が1回も出なかった(ガチンコの)レースでこうなるってのは...。やっぱり、人材の流出がボディブローのように効いて来たんでしょうか。
ニックは、予選結果が響いて、10位完走。1stop でしたが軌跡は起こらず。

クビカが来年のチームについてコメントを避けてますが、BMWが上昇し続ける保証もないですし、確実に勝てるチームに身を起きたいとすれば、口を開けないのも判る気がします。
ヘイキは、去年苦しみましたが、マクラーレンへ移籍し、初年度となる今年、初優勝なんですから、どのタイミングでどのチームに居るかがいかに重要なのか...。
前回も言いましたが、ニコもウィリアムズを出ないとイケナイねぇ。

Hungaroring.kmz