2008-09-14

F1 Rd.14 イタリア

ドライの予報でしたが、ウェットレースになりましたねぇ。ローリングスタートになったおかげで、オープニングラップも大した混乱は無く。

予選に引き続き、ウェットになったせいで、雨よりのセットアップだったと思われる予選上位組が、決勝でも速いかなと思いましたが、ウェバー(レッドブル)や、ニコ(ウィリアムズ)、トヨタ勢は、どんどん脱落してっちゃいましたね。
一貫して速かったベッテルが際立ちます。やっぱりモンツァはエンジンなのかなぁ、雨でも。(しかし、アロンソは4位)

今日のレースはもちろん、S・ベッテルですね。勝って当然の速さがありました。あとはやっぱりルイス。そしてクビカかな。

昨日の予選、どのセッションを見てもヘイキが早めにタイムを出してました。なので、「彼は雨よりのセットアップ、決勝がドライでもウェットでも、ベッテルを抜くだろう...」と思ってました。ところが、今日のレースでは、全体的にベッテルのペースのほうが良かったようですね。1stスティントのスパートでも、最終スティントでも、ヘイキをとの差を広げる事ができました。

ヘイキのクルマはダウンフォースをつけ過ぎたのか、フェラーリエンジンのパワーがモンツァで効いたのか...。にしても、今日のヘイキは、ちょっと評価を下げちゃったかなぁ...。
ベッテルは、予選~決勝を通して完璧な優勝でした。CSフジで小倉さんに言われちゃったけど、表彰台で、ドイツ国歌~イタリア国歌のパターンで流れ、ミハエルの頃を思い出しましたね。

ルイス。
ヘイキやフェラーリの2台がパッとしないレースだったのに対し、ルイスはコース上のオーバーテイクを重ね、マッサの後ろまでクルマを持って来ました。この辺りはさすがですね。そこから先は、無理に(無茶に)マッサを抜かそうとはせず、「隙あらば」という感じで待機。ルイスも次第に「落ち着く」事を覚えていっているようです。これまで、いろいろと代償を払いましたし。
予選は最悪でしたが、出来る限りの事をして、今日狙える最高位(7位)を取れたんじゃないかと思います。

クビカ。
11位グリッドから決勝3位。TV放送では、ほとんど触れられませんでしたがBMW勢は 1stop 作戦でした。Q3 に進んだニックもまさかの 1stop で10位グリッドから5位フィニッシュ。
スタート後の 1stスティントで、BMW勢のペースが一向に上がらず、「遅いなぁ、今日はダメか...」と思ってたんだけど、まさか 1stop だったとはねぇ。ダンゴ状態でしたが 2stop 勢に離されず、ピッタリとつけていた時点で、かなり見通しが明るかったんですね。
ニックはディスタンスを均等に割ったおかげで、タイヤ選択で損をしたかもしれません。クビカはインターミディにする調度良いタイミングで交換できました。
TV的に地味だったけど、それなりに戦えたBMW勢でした。

表彰台。
ベッテル、ヘイキ、クビカ と3人共、今年 F1 で初の 1勝をあげた人達。世代交代が進んでますかねぇ。
こう考えると、ウィリアムズのニコはチームが良くないよなぁ。勝てないまま中堅、ベテランになってしまいそうな流れが来てるような...。今日のウィリアムズはストレートが伸びなくて、抜かれ放題でしたねぇ。