2008-10-31

WRC Rd.14 日本 DAY1

これまで帯広をホストタウンとして開催されて来たラリー・ジャパンですが、今年は場所を札幌に移しました。オーガナイズでは高い評価を受けていたラリー・ジャパンでしたが、ドライバー達に不評だったのは非常に長いリエゾン区間でした。しかしそれもホストを札幌に移動した事で改善されているようです。
個人的な感想ですが、スーパーSS は昔のほうが良かったかな...。 今年は札幌DOMEが使われます。

さて、DAY1 の SS は10本。通常のイベントに比べて多めです。
しかし、積雪の為 SS3 と、リピートとなる SS7 のキャンセルが早々に決まりました。

午前中のループ、SS4 を終えて、リーダーはミッコ!次いでラトバラ、デュバル!
ローブは4位につけていて、ミッコとは早くも 13秒差。このラリーを勝たなくても3位に入ればタイトルが決定するローブですが、少々慎重になりすぎた事を認めているようです。ミッコが勝って、ローブが4位だと、ラリーGBに持ち越しになりますからね。

午後のループ。SS5 でもミッコがTOPタイム。デュバルが 2nd ベストをマークし、総合順でラトバラをパス。良いシートを確保する為にグラベルでも安定して速いところをアピールしたいデュバルですが、SS6 でクラッシュ。かなりシリアスだったようです。Accident regarding Car No.7 - SS6 [PDF] によると、コ・ドライバーのパトリック・ピバートが骨折との事。ラリーGBは別のコドラと出るんでしょうか。

デュバルにとってもフォードにとっても、重いクラッシュになってしまいましたねぇ...。
フォード勢としては、ミッコとラトバラの2枚看板になってしまい、ローブの3位を防げない様相となってきました。ペースを落としすぎて、やや焦っていた(と思われる)ローブでしたが、誰をもキャッチアップする必要が無くなりました。30秒近く離れている4位ペターとの差をコンロトールする事に徹すると思われます。

デュバルにしても、ガリの代役となった後、グラベルでは1つも完走していない事になり、どうも「クラッシュ」のイメージを払拭できない事に。だいぶ落ち着いたドライバーになったと思うんですがねぇ。来年も苦労人となるのでしょうか...。

SS6 はデュバル以下がキャンセルされ、8:19.2 のタイムが与えられたようです。さらに、事故によるスケジュールの遅延で SS8 もキャンセルになりました。
SS9、SS10 は札幌ドームでのスーパーSS。

DAY1 を終えてのリザルトは以下の通り。
PosNoDriverTimeTotal TimeDiff NextDiff 1st
1.3M. HIRVONEN42:40.842:40.80.00.0
2.4J. LATVALA43:07.043:07.0+26.2+26.2
3.1S. LOEB43:11.443:11.4+4.4+30.6
4.6C. ATKINSON43:41.143:41.1+29.7+1:00.3
5.5P. SOLBERG43:42.843:42.8+1.7+1:02.0
6.8M. WILSON43:52.043:52.0+9.2+1:11.2
7.12P. ANDERSSON43:52.443:52.4+0.4+1:11.6
8.11T. GARDEMEISTER44:17.644:17.6+25.2+1:36.8
9.10H. SOLBERG44:27.444:27.4+9.8+1:46.6
10.61J. KETOMAA45:42.245:42.2+1:14.8+3:01.4
11.35E. NOVIKOV45:49.645:49.6+7.4+3:08.8
12.31T. ARAI45:54.945:54.9+5.3+3:14.1

Rally Japan Service Park.kmz