2009-03-20

F1 ヘレス・テスト Mar.15-19

シーズン前、最後のテストが完了しました。

BrawnGP のスピードやマクラーレンの不調に驚いた3月でしたが、 最終的には BGP001 の相対的なアドバンテージは減少し、マクラーレンもペースを改善してきたようです。

Brawn Day1-3
Renault Day1-3
Williams Day1-5
McLaren Day1-5

いつものように、Day1~Day5 まで含めたドライバー別の順位表を作成してみました。
Unofficial times from Jerez: 3/15-19


1. Kazuki Nakajima Williams 01:17.494 day5 FW31
2. Jenson Button Brawn 01:17.844 day3 BGP 001
3. Heikki Kovalainen McLaren 01:17.946 day5 MP4-24
4. Nico Rosberg Williams 01:18.071 day3 FW31
5. Fernando Alonso Renault 01:18.343 day2 R29
6. Nelson Piquet Renault 01:18.382 day3 R29
7. Rubens Barrichello Brawn 01:18.398 day2 BGP 001
8. Lewis Hamilton McLaren 01:19.121 day3 MP4-24
9. Nico Hulkenberg Williams 01:20.015 day1 FW31

居残り作業を続けた、マクラーレン、ウィリアムズが結果を出しています。Day5 で両チーム共に 17秒台を記録。ただこれは、ヘイキ、中嶋のタイム。ルイス、ニコではどうなのかは不明。

マクラーレンの MP4-24 は、ヘイキのほうが乗れてるような気もしますが...ルイスはコースオフが多いのですが、これはテストだからなんでしょうかねぇ。まあ、開幕すれば判る事ですが、2007年後半のようなヘイキをまた見たいですねぇ。

ウィリアムズは、中嶋とニコとの差が 0.577秒。こちらは Day によるコンディションの違いとテストの進み具合の差でしょうか。ニコも今年結果を出さないと、TOPチームへの移籍のチャンスが無くなってしまいそうですね。

ルノーも冬のテストでペースを改善してきました。さらに開幕では KERS を使用するようです。Day2 では、アロンソがルーベンスを抑えて TOP タイム。BGP001 は KERS 無し(のハズ)なので、アロンソが搭載した状態でのタイムであるなら、結構期待できそうですね。
ストレートで KERS を使えるという事は、その分、ウィングを立てられるという事なのかな?重さの不利がどこまで出るんでしょうね。

◆モータースポーツ評議会(F1)とか
諸々の変更点が明らかになりましたね。
  • 予選で脱落、決勝でリタイアしたドライバーはパドックへ戻って直ちにインタビューに応じること
ファンサービスの充実を図るものだと思うけど、「進路を妨害された」と感じているドライバーが不用意な発言をしたりしないか心配かも。クールダウンの時間が無くて大丈夫だろうか。
また、2007年・富士でのベッテルや、2008年・モナコでのスーティルのようなドライバーにインタビューの義務を課すのは、酷でもありますね...。
  • 2009年は最多優勝者がドライバーズチャンピオンになる
最初、「これでイイじゃん」と思ったけど、各所のコメントを読むと、やっぱり 1 位のポイントを 10 から引き上げるほうが良いのかも。最終戦までもつれたとき、「優勝すればチャンピオン、2位ならラインキング4位」 なんて事がありえますね。ファンとしてはちょっと複雑な気分。
しかし、1ポイント=How much! でお金の計算が発生するところなので FIA としてはポイントそのものを変更するのには消極的だったのかも。

◆いよいよ開幕!
もう来週末。アルバートパークは、パーマネントなコースではないので、真の序列は判らないかもしれませんが、ルノーの KERS の使い方とか、マクラーレンのペースとか、BMW、フェラーリ、トヨタの位置関係とか、一気に判明!
フジ721 だと金曜のフリー走行から生中継しますね。