2009-04-04

F1 Rd.02 マレーシア 予選

バトン2戦連続ポール獲得。
アルバートパークが常設コースではない事もあって、いろいろな憶測がありましたが、大局に変化は無かった印象でしょうか。
ルーベンスは、4番手。ギアボックス交換を行っているために、決勝は 5グリッド降格。

予選2番手は、トヨタのヤルノ・トゥルーリ。
KERS なし、2段ディフューザーのクルマがセパンでフロントローとなりました。これは、ディフューザーがコピーされた時点でもう一度、勢力図の書き換えがある事を意味してるのでしょうか。
グロック。予選5番手でした。メルボルンではグロックのほうが印象的だった気がするのですが、セパンではあまり目立ちませんね。ただ、ルーベンス&ベッテルの降格があるので、決勝グリッドは3位から。トヨタがその辺りを見込んで燃料多めに積んでたりするのでしょうか。

バトン vs ヤルノ って言うと、2004 年のモナコを思い出すんですが、あれから5年ですか。予選後の会見では、2大ベテラン&ベッテルの構図がちょっと面白かったです。ベッテルが「若いから暑くても平気」って言ったとき、苦笑いしてました、2大ベテラン。

予選3番手は、10グリッド降格が決定しているベッテル。
ウェバー共々、フリー走行から速かったですねぇ。レギュレーションが大きく変化して、クルマをイチから作り直しといった状況では、やっぱりエイドリアンニューエイの仕事が物を言う...なんですかね。
このチームがディフューザー問題について厳しく言うのも判る気がしますねぇ。アレが合法となってコピーするにしても、ニューエイが当初から想定していた物ではないので...アレが使える事が判っていれば、ココはもっとこうしたかった...とか、技術屋目線の拘りはあるんでしょうね。
ウェバーは予選7番手。相方がクルサードから若いベッテルに変わって、ちょーっと影が薄くなった感もありますが(背が高いのもニューエイのクルマに合わない?)、予選巧者は健在なようです。

6番手にニコ。去年の車は、セパンで遅かったですが、今年はまずまず。でもディフューザーがコピーされた後で、ウィリアムズに競争力があるかどうか。プライベーターTOPの座も、現状ではレッドブルに奪われているように見えます。

8位以降は、クビカ(KERSなし)、キミ(KERS未使用?)、アロンソ(KERSあり)。11番手にニックが入ってます前戦と同じグリッド(Q2敗退)。
今年の BMWザウバーは良くないですねぇ。フェラーリ、マクラーレン、ルノー、BMW の4チームだけで比較すると、良い位置なんですがね。

キミは、KERS を搭載していたけど使っていなかったようです(?)
フリー走行では数度の KERS トラブルがあったキミのクルマですが、チェックが予選に間に合わなかったのか、あえて予選では、重量のハンデとフィーリングを天秤にかけて、後者を取ったのか...。

ルノーも苦しそうですね。冬のテスト後半では、持ち直したと思いましたが。加えて、アロンソは中耳炎を患ってしまったようです。