2009-06-20

F1 Rd.08 イギリス 予選

レッドブルが速いですねぇ。やや低めの気温、低速セクションの少ないレイアウト、今週末に投入したアップデート...流れはレッドブルになってます。
ベッテルが、中国、トルコに続く今季3回目のポールポジション獲得!

ただ、今週末の流れは、ウェバーだったですかねぇ...そのウェバーは、最後のアタックラップをキミに邪魔され、3番手。運の悪いウェバー復活といったトコロ。
明日の決勝は、ウェバーとルーベンス(2番手)との1コーナー争いが楽しみです。ルーベンスに先行されるようだと、ベッテルはラクな展開になるのかなぁ...。ポジションを脅かすのはウェバーだけだろうから。ウェバーが少なくとも、ベッテルに続く2番手で1コーナーを抜ければ、トルコの終盤、思い切って戦えなったレッドブルの同門対決が見られそうであり、ファンとしては嬉しい限り。ウェバーにとっては、初優勝のチャンス。しかし復活した(?)運の悪さが気になります。

4番手ヤルノ。
シーズンも中盤になってしまい...タイトルに絡めないとなると、TV的にどうしても影が薄くなってしまう...そんなトヨタですが、ヤルノは頑張ってますよねぇ。ティモはちょっと浮き沈みがある印象ですが。
上位3台が速いので、決勝では、4位争いが激しくなりそうかも。

5番手中嶋。
一昨年のブラジルでは、素晴らしい速さを見せてくれたけど、ちょっと若すぎる部分もあり...注目してたんですが、その後は、速さと安定感の両方の部分で苦しんでいた中嶋。しかし、シルバーストンではニコをアウトクォリファイ!いいですねぇ。ただ、予選でもコースを飛び出すシーンが見られ、決勝に一抹の不安も。なんとかミスを少なくして、上位に絡むレースを見せてくれるいいですね。

6番手バトン、7番手ニコ、8番手ティモ、9番手キミ、10番手アロンソ。
モナコのグリッドと対照的ですね。トヨタは2台揃ってTOP10入り。レッドブルは上昇、バトンは後退。フェラーリも後退。ウィリアムズは、モナコの予選で6位、10位でしたが、シルバーストンでは5位、7位。若干上昇。

ポイントスタンディングスを見れば、バトン 61pts、2位のルーベンスが 35pts、ベッテル29pts、ウェバー27.5pts。バトン圧倒的にリードしており、シルバーストンで無茶をする必要もなく、手が届くポイントを獲れば問題ない訳ですが...母国であるという点が歯車を狂わせるかも。まあでも、タイヤマネージメントの上手いベテランドライバー&ロス・ブラウンの組み合わせで、ソレは無いか。スタンダードなディスタンスを等分に切った 2stop にして予選が悪かったようにみえるダケかも。

BMWザウバー。
トルコでは、復調の兆しを見せたものの...クビカ12位、ニック15位と、Q3 へ進める力が無いのは、見ていて明らかでした。

ラスト5グリッド。
ロッソの2台と、フォースインディアの2台、そしてルイス。Q1 セッションの終盤に赤旗が出てアタックの機会を失ったとは言え、マクラーレンは辛そうですね。FP1, 2 で試してましたが、今週末は KERS 非搭載という結論になったようです。(KERS を搭載しているのはフェラーリのみ)
今季は、どのチームも 「合うサーキット、合わないサーキット」 が色濃く出る傾向に見えますね。

追記:予選後の車重が発表になりました。
Pos   Driver   Team   Weight
Sebastian Vettel  RBR-Renault  666.5
Rubens Barrichello  Brawn-Mercedes  657.5
Mark Webber  RBR-Renault  659.5
Jarno Trulli  Toyota  658.0
Kazuki Nakajima  Williams-Toyota  652.5
Jenson Button  Brawn-Mercedes  657.5
Nico Rosberg  Williams-Toyota  661.5
Timo Glock  Toyota  660.0
Kimi Räikkönen  Ferrari  654.0
10  Fernando Alonso  Renault  654.0
レッドブル勢は重めだった...予想以上に速かったという事ですね。
フェラーリは苦しいなぁ。