2009-06-28

WRC Rd.08 ポーランド

ミッコ 2連勝!!

今季のWRCは、ローブの開幕5連勝という展開でしたが、ミッコが2位、3位に着けていたので、そんなに退屈な展開ではありませんでした。
ところがアルゼンチンでは、ローブが優勝したのに対して、ミッコはオーバーヒートでエンジンを壊してリタイア。選手権的にかなり危うくなってました。しかし、前戦ギリシャでローブがロールオーバー、リタイア。ミッコ優勝でポイント差が元に戻りました。

ローブと 7ポイント差で迎えた、今回のポーランド。Day1 でローブはコースオフし、Dayリタイア。オンボード映像を見たら、右フロントのサスを壊してコースオフしたのみ。ロールオーバーはありませんでした。約20分のペナルティーを背負って、スーパーラリーで復帰という展開。
ミッコに(久々に)やって来た、ポイントスタンディングスのTOPになれるかもしれないチャンス!

Day2 以降のミッコにとって、ポーランドは初のラリーイベントで慎重に行きたい反面、3位のソルドがプッシュして来るのでペースを落とせず、難しいラリーになりました。(まあ、ローブがいればもっと難しいラリーなんでしょうけど)
ミッコは(慎重に)飛ばしてリードを広げ、2位のラトバラはミッコにプレッシャーを与えないタイム差で走り、かつソルドよりも速く。ソルドはひたすらプッシュする展開。
結局、ミッコが逃げ切り優勝!58pts.でランキングTOPになりました。

今季残すラリーは、フィンランド、オーストラリア、スペイン、イギリスの4カ国。スペインはターマックで、ローブが強いだろうから、次戦(母国)フィンランドは確実に優勝しておきたいですね!ミッコ頑張れ!!

さて、ラトバラ。
今季リタイアが続き、評価を下げた(途中交代説まで出た)ところで、Rd.06 サルディニアで優勝。持ち直しました。前戦 Rd.07 ギリシャでは、初日にコースオフするも、素晴らしい追い上げで3位まで回復し、一定の評価を得ました。今回のラリーでも、ソルドより速く走り、ミッコに続く2番手をキープすると言う、難しい役回りをこなしていたと思います。このまま2位でゴールすれば、また評価も上がったと思うんですが...最終 ss18 で金属バリアに衝突してリタイア。

ss18 は、スーパー・スペシャル・ステージです。言わば、お客さんの為のステージです。そこでリタイアって...。
マルコム・ウィルソンはカンカンでしょうね...。フォードの 1-2 フィニッシュが崩れ、スーパーラリーで 8位まで回復していたローブにさらに1ポイント献上してしまった訳ですから...。ローブ7位入賞で、ミッコとローブのポイント差は2ポイントになるハズが、1ポイントだけになりました。ソルドも繰り上がって、2位表彰台獲得。
3位に入ったのは、ヘニング。今季、調子が良かったダケに、この表彰台は嬉しいでしょうね。4位には、ペター。

シトロエンJr.
Day3 に入って、4位をキープしていたS・オジェですが、ss16 でエンジントラブルによりリタイア。これは悔しいでしょうね。スーパーラリーで復帰したノビコフは9位で完走。マニュファクチャラーポイントは獲得しています。ローテンバッハは8位完走。だんだんと、それぞれのキャラが見えてきたでしょうか。

現在までのポイントスタンディングスです。

IRL NOR CYP PRT ARG ITA GRC POL FIN AUS ESP GBR Total
1. M. HIRVONEN  Finland 10  10  58
2. S. LOEB  France 10  10  10  10  10  57
3. D. SORDO  Spain 39
4. H. SOLBERG  Norway 27
5. J-M LATVALA  Finland 10  25
6. P. SOLBERG  Norway 25
ミッコがラリーリーダー!