2009-07-12

F1 Rd.09 ドイツ

ウェバー初優勝!
このコース、ベッテルは F1 で走るのは初めて。対するウェバーは十分すぎるほど経験ありという事で...バトンが金曜日に 「ウェバーが強敵になるだろう」 と予想してましたが、その通りになりました。オーストラリア人としては、アラン・ジョーンズ以来との事ですが、自分にとってのアラン・ジョーンズの記憶は、トヨタの C カーをドライブしているイメージ...28年は長いです。
決勝は、ドキドキした展開でしたが、結果からみれば運にも恵まれて、圧勝でしたね。

ウェバーのスタートはあまり良くなかったですねぇ。1st スティントでブラウンに前に出られると、厄介な事になるのが十二分に判っていたと思われ、それでルーベンスに対して厳しく行ったと思うんですが...ルーベンスも避けなかったために当たってしまいました。

結局、ブラウン(ルーベンス)に前に出られてしまった訳ですが、3位となったヘイキが後続を抑える形になったため、1st スティントでの逃げが(ドライブスルーペナルティを含めても)、ほぼ成功。まあ、ペナルティーが無いに越したことはないけど、ペナルティーを消化した後も、1位を走れたのはラッキーでした。

脅威になるだろうベッテルも、スタートに失敗し、KERS 車(マッサ)の後ろ。スペインの悪夢、再び。
気にしていたブラウン勢も 3stop 慣行で、直接のターゲットだったルーベンスに至っては、給油リグのトラブルで数秒のロス...今日は運がウェバーに見方していました。

レース中盤、作戦があらわになって、先の展開が読めるようになると、ウェバーの不安はもう、クルマのトラブルか、雨だけだったように思います。ここでも、結局、雨は降らず、雲が広がって路面温度が下がった事が、ブラウンに不利、レッドブルには有利に展開。

今日は、ウェバーが勝つ日でしたねぇ。ペナルティーが余計だったけど。
結局、ブラウンの 3stop が失敗し、2位にはマッサをかわしたベッテル。レッドブル 1-2 でフルマーク 18ポイント獲得。3位には、表彰台に戻ってきたフェラーリ・マッサ。

4位にニコ・ロズベルグ。
この人も、ルーキー時代を脱し、そろそろ勝ってもイイ頃ですが...このままだとニックやウェバーのように苦労人になりそうですね。

BMWザウバー。
ニックが 10位。クビカ 14位。途中、クビカがニックに抜かれるシーンがありましたが、作戦が違いましたかね。もはやピットストップもTVに映りません。

さて今回の Fastest Lap Award は、アロンソの 1:33.365 でした。ハード側のタイヤでしたね。
今年はソフト側、ハード側の両方を、そこそこ使えてないと、チームが執れる戦略の幅も狭くなってしまいますが、次戦ハンガリーからの少なくとも4戦は、隣り合った2種類のスペックのタイヤが持ち込まれるという事で、ブラウン、フェラーリ、トヨタなんかは、ありがたいんじゃないでしょうか。
モナコで好調だったマクラーレンも、ハンガリーで速いかも。