2009-08-05

Mazda MX-5 Superlight version

9月のフランクフルトで公開するロードスターのコンセプトモデルについて、News Release がありました。軽量化を追及したコンセプトですね。やっぱりロードスターの商品性を知ってもらうには、ソコをアピールしないとね。
http://www.mazda.co.jp/corporate/publicity/release/2009/200908/090805a.html

初代 NA ロードスターが出たときは、「ライトウェイト・オープン・2シーター」 のジャンルが死滅していて、言わばライバル無しの状態で送り出されて成功した訳だけど...今やジャンルとして定着していて、ロードスターには、手強いライバルが多いですからねぇ。

それに、どうも市場の要求は、NC ロードスターよりも、もう少しプレミアムな価格帯にあるような気がして...NC ロドの安さは魅力的だけど、他のプレミアムなオープンスポーツと比較されると、どうしても値段分の差が見えてしまうのよね。
エコが叫ばれる時代ですが、実用車ではなく、趣味車ですからね。安いというのは 1st ニーズでは無いんでしょうな。

ここらで、今一度、「マツダ・ロードスターの魅力は軽さだ!」と声を大にしてアピールするのは、大賛成であります。どちらかというと、日本よりも北米や欧州の意見を聞いてクルマをつくらにゃイカンという中で、ロードスターの商品性=軽さが世界的に周知されれば、これ以上の(市場要求に牽かれた)プレミアム化を抑えられるカモ。

ただ、惜しむらくはボディスタイル...かな。
フロントスクリーンを切り取ったのは大英断だと思うし、ボンネットにレーシングスクリーンがちょこんとのってたりすると、感激なんだけど...NCEC のボディをそのまま使ったのはどうかなぁ。

例えば、綺麗なクーペスタイルがウリの車から屋根を切り取って、オープンスタイルにするとバスタブのような車になってしまうように。...屋根から C ピラーへのラインが美しいのにソコを切るからデザインのアピールが無くなるんですね。

ロードスターは、元々オープンの状態でデザインされていますが...A ピラーを切り取ると、やっぱりメリハリが無くなってしまいますね。なので!どうせショーモデルなんだから、ベースの NC ロードスターと似て非なる専用のボディを与えても良かったように思うんだけどなぁ。
ロータス 2-Eleven のようにさ、あれはカッコいいよね。別にロードスターの派生バージョンでなくても、ロードスターに繋がるイメージのショーモデルなら OK だと思うのよね、別モノでも。

まあでも、こんなコンセプトを出してくるマツダが好きです。