2010-01-20

ザウバーのもう1枠はデラロサでした

若手ドライバー枠は、迷うことなくコバヤシのドライブが発表されましたが、ベテランドライバー枠のほうは、なかなか決まらないという珍しい状況だったザウバーですが、デラロサの正式発表となりました。

フィジケラが収まるのなら、フェラーリサイドからのプッシュだなと、判るのですが、最終的にデラロサに決定した理由はどこにあるんでしょうかね。もちろん経験豊富なドライバーではありますが、現役でレースをしていたのは、2006年まで遡ります。「経験豊富」というなら、フィジケラでも申し分ないでしょうし、フェラーリからのプッシュを振り切って(?)デラロサを選択した理由があると思うのですが。
公式コメントは、いつもながらの常套句が並んでいて、真相がよく判りませんね。
サンタンデール銀行をフェラーリと奪い合うのでしょうか...。それともデラロサと一緒にエンジニアが数名、マクラーレンから移籍してくるのでしょうか。ザウバーお金無さそうだけど。

2005年、モントーヤの代役として、ブルツとシートをシェアしたデラロサ。確か、正式なリザーブドライバーはブルツだったんだけど、身長がデカすぎて MP/4-20 に収まらず、数戦をデラロサが走ったんでしたっけ?その時はブルツと同程度のパフォーマンスと感じました。2006年にも、F1 を去ったモントーヤの代わりにレースに出ましたが、「無難」という感じでしたかねぇ、個人的な印象としては。
多少のブランクを挟んでの挑戦となる今年、良いパフォーマンスを見せてくれるでしょうか。

また、コバヤシにとっては、バリバリ現役のドライバーがパートナーとなるより、やり易いかもしれませんね。新人ドライバーってのは、現役のベテランと組んだ場合、見劣りしてしまう場合がほとんどですが、デラロサにはブランクというハンデがありますし、叩きのめされる事はないでしょう。それに、デラロサ相手に好走すれば、メディアに強くアピールできると思われます。なんだかんだ言っても、絶対的な評価より、チームメイトとの相対評価で物事が動く傾向にあるようなので...。チーム関係者はラップタイムの遷移をチェックするでしょうけど、メディアは、ほとんどチームメイトとの比較で評価するよねぇ。

さてさて。
ウィリアムズか、メルセデスか、ザウバーかと言ったニックの噂(それぞれ、バリチェロ、ミハエル、デラロサにシートを埋められました。凄い年齢ですがな)ですが、いよいよ選択肢がなくなって来ました。リザーブドライバーだったクリスチャン・クライエンも同様ですね。う~ん。