2011-04-16

WRC Rd.04 ヨルダン

中東諸国の反政府デモの影響もあって開催が危ぶまれたヨルダン。
WRCサイトの情報を見るに、シリア経由の輸送を避けて、イタリアから地中海を船で渡り、イスラエル→ヨルダンと輸送するルートにしたようです。しかし船の故障と天候の悪化で、予定が大幅に遅れました。
ヨルダン・ラリーでは、木曜~土曜日にかけての3日間で開催される予定でしたが、Day1、6つのステージがキャンセル。木曜日はシェイクダウンとセレモニアル・スタートのみとなったようです。

大幅に短縮されたラリーを制したのはオジェ!連勝!!
どうやら、今回投入されたミシュランのNewタイヤは、出走順によるタイム差が大きくなるような傾向にあるようで...ますます先頭走者が不利になった模様。

Day2。
先頭スタートのミッコはタイムが全く上がらず。初日であるDay2を終えて、2分30秒遅れの5番手。
Day2リーダーはオジェ。31.6秒遅れて2番手にローブ。さらに1.5秒遅れてラトバラ、さらに2.2秒差でペター。この辺りは戦略的な順位。オジェが30秒のリードを後ろの3人から守れるかどうか。

Day3。
ss13、14。オジェは +6.6秒、+6.3秒 と、共に5番手タイム。ss15、16。ローブがヘアピンをオーバーシュートしたようで、ラトバラが2番手に浮上。オジェまで 5.3秒。
ss19。遂にラトバラがオジェを捕らえ、0.5秒差でリーダーへ。しかし、最終ss20(パワーステージ)でオジェがトップタイムを出してラトバラを再逆転。

優勝したオジェとラトバラの差は、僅かに 0.2秒。2007年ニュージーランドのとき、これを超える僅差のラリーはないだろうと思いましたが...。惜しかった!ラトバラ!
ほぼ、4位が確定しており、最終のパワーステージに掛けたミッコ。結果はオジェと同タイムとなる 5:21.7 でした。こちらも惜しい。

しかしまあ、オジェは速いな。これは遂にローブの時代が終わり、オジェの時代が来てしまったか。