2011-07-24

2011 F1 Rd.10 ドイツ

昨日から降る降ると言われ続けて、結局は持ちこたえた天候。しかし、気温は低かったようですね。
フェラーリ勢のタイヤの熱入れの遅さは、ブリヂストンvsミシュラン時代を見ているようでした。

ディフューザー問題では 2転3転し、バレンシアでの勢力図に戻るかと思えば、そうでは無く。各チーム間のパフォーマンスは以前よりも接近していて、開発競争が継続している様を実感できるレースでした。

ベッテルはミスで後退した後、マッサにつかまって表彰台を逃しましたが4位。ブレーキトラブル(?)もあったようです。ただ、パフォーマンスでライバルに接近されてはいるものの、ベッテル自身の速さに陰りが見える訳でもなく、この先の戦いで彼を表彰台圏外に封じ込めるのは難しそうです。

TOP3。
優勝したルイス、2位アロンソ、3位ウェバー、誰が勝ってもおかしくないレースでした。
シルバーストンは、やや退屈でしたが、ニュルブルクリンクは面白いレースでした。やっぱりレースを面白くしているのは、DRSでもKERSでもなく、ピレリタイヤですかね。

さて、チャンピオンシップ。
依然としてベッテルのリードは巨大ですが、10戦で築いたリードは、10戦で消滅する可能性もあるわけで...。バトンが連続リタイアで少し後退したものの、今回表彰台に登った3人と合わせ+マッサのアシストで、ベッテルを追い上げるのか、それとも星の取り合いになってしまうのか...。まだ先は長いですが、ファンとしてはベッテルのマージンが劇的に増えることが無いと思いたいです。

##追記
ニックをコース外へ押し出した事で、レース後の審議対象となっていたブエミですが、ハンガリーでの5グリッドダウンペナルティーとなったようです。