2011-12-06

2011 F1 Rd.19 ブラジル

結局、雨の降らなかったブラジル。
いくつかのサプライズがあったものの、やや単調なレースとなったような気がします。こんなに静かなブラジルは、いつ以来だったでしょうか。

ウェバーが、やっと今季初優勝。ベッテルにトラブルがあった場合に、付け入る事が可能なポジションに居る...大切ですよね。今年は、なかなか出来ませんでした。来年のタイヤについて「今年よりもコンサバではない」とピレリが言っているようですが...はたしてウェバーとの相性や如何に。

2位には、ギアボックストラブルを抱えたベッテルが入賞。
ショートシフトしながら、コンスタントに周回を刻んでの2位。全く信じられない結果。エンジンを回せない分をドコでリカバリしてるのか教えてほしいモンです。状況に応じて走り方を変えられるってのは才能だよねぇ。

レッドブル1-2の後は、バトン、アロンソ、マッサ。好調を維持するバトンに、タイヤを生かせないフェラーリ勢。こちらも順当な結果。
ルイスはギアボックス・トラブルでリタイア...けど、レースが終わるまで待って、マッサのトコへ挨拶に。良い結末でした。

ザウバー。
ロッソに追いつかれて、もう終わりかと思われていたものの、確かに最終の2レースはペースが良かった。コバヤシもスタートでジャンプアップして、レースペースを生かしてポイント圏内へ入る「いつもの走り方」で9位入賞。10位ではなく、9位なのが流石でした。
さて、来年のクルマも今年の発展型となる予定らしいですね。まあ、レギュレーションの大きな変化もないし、予算的にも妥当な選択ですが...元々はウィリー・ランプのクルマ(2009年の失敗作)ってイメージがあるんで、どうもファン心理としてはね、変更して欲しい気もします。
ペーター・ザウバー曰く、「ブロウン・ディフューザーのないウチのクルマが後半2レースでペースが良かったのは、(ブロウン・ディフューザーが禁止となる)来年にむけて力強い」 との事ですが、結局は予算な気もするので、あまり楽観視できませんよねぇ。
来年の検討を祈ります。