2008-07-20

F1 Rd.10 ドイツ

実家へ行ってて予選を生で見れませんでした...。(決勝を生で見るために、一時帰還中...)

決勝。気温が下がると(?)、もはやフェラーリのアドバンテージなんて無いというか、明らかにマクラーレンに対して遅れをとってますねぇ。気温が上がっていたら勢力図はどうなってたんでしょうか。
ルイス優勝、ピケ2位、マッサ3位、ニック4位。

完璧なレース運びをしていたルイスでしたが、SC が入った後、PIT レーンオープンとなった際にコース上に STAY。これが結果的にはマズイ作戦だった訳で、その後の最終ルーティンPIT で ピケ、マッサ、ヘイキに抜かれ、4位でコース復帰。もはやコース上で順位を上げるしか。
しかし、ここからも完璧なレース運びで、マッサ、ピケをオーバーテイクし、優勝。
マシンの地力の差が、作戦面の失敗もカバーした形でしょうか。

でも...マッサの抜かれ方は、ちょっとバーレーンの時を思い出しました。マッサはインを空けまいと粘るんだけど、ブレーキングの前には、ベストラインに戻すんですよね。対して、ルイスは、最後までインに粘ってノーズをねじ込む。今年のバーレーン、12コーナーのバトルをそのまま再現したようなシーンでした。ちょっと残念だったなぁ。マッサはもっとルイスを抑えてくれると思ってたから。

今日は、予選上位の人が軒並み脱落するレースでしたねぇ。トゥルーリ(4→9位)、アロンソ(5→11位)、クビカ(7→レース中4位→7位)...外目に見えるトラブルは無く...予選と決勝のコンディションの違いによって、ペースを落したように思えたけど、果たして。決勝後のコメントに注目したいです。

BMWザウバー。
F1.09 の開発を進めていたBMWですが、ここの所あまりにも下(トヨタ・レッドブル)からの突き上げを喰っているので、開発リソースをいくらか F1.08 に戻したそうですが。確かにもう、TOP 2チームを追いかける位置ではなくなってしまいました。しかし、トヨタやレッドブルに対しては、一定の距離を確保しているように見えますね。リソースを戻した所為でしょうか。

予選12位スタートのニックは、上手い作戦で、また表彰台(?)と思ったら、ピケがさらに上手い作戦で、全てのピットストップを終えている事が判り、ちょっと残念。でも最後、フェラーリを追いまわしての堂々の4位。ジャンプアップ!
現在、ドライバー・ポイントスタンディングスで、5位なんですが、6位のヘイキに対してまた少しリード。

クビカは、2スティント以降、精彩を欠いてましたね。カーバランスでしょうか。ニックがマッサを追いまわしたのに対し、クビカはキミに追いまわされてました。最後は抜かれてしまい7位。スタンディングス上位3人から、さらに離されました。せめてキミを抑えておければなぁ。
ともあれ、今日のレースはフェラーリとガチでした。

レッドブル。予選が華々しかった同チームですが、決勝では見る影なし。クルサードはインを閉めて接触という過去に何度か見たシーン。ウェバーもオイルを噴いてマシンを止めるという過去に何度か見たシーン。どうしちゃったんでしょうか。

ベッテルがなんとか8位でポイントを獲得。BMWに居た頃からもTVとかで賞賛されていたベッテルですが、自分的には、静観してたんです、どうも予選のパフォーマンスが並な気がしてたので...でも、STR3 になってから、明らかに予選が良くなって来てますね。目にみえるようになって、やっと自分にも、この人は凄いなって思えるようになりました。
当初からこの人を評価してた人の目はスゲーなって思います。

ただ、F1 は非常にタイミングが重要なので、勝てるかどうかは、どの時期にどのチームへ行けるかによるんでしょうね。バトンやウェバーがそうだったように...。
ベッテル然り。そして、ニコも、もうウイリアムズを出るべきでしょうね。評価が高いうちに勝てるチームへ行かないと。

さて次はハンガリー。最近ちょっとサポートをルイスへ集中してきた感のあるマクラーレンが、おそらく強いとされるサーキットですね。またルイスかなぁ?まあ、「絶対」なんて無いので!

Hockenheimring.kmz