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2020-11-14

自作 デジタルスピードメーター (設置)

メーター表示部
果たしてコレを自作と呼んで良いものか...。
けどまぁ、ほぼほぼ完成に近づいたので車両へ設置しました。

ソフト屋さんは、ハードウェアに予算をつぎ込めば、ラクができる事を知っています。が、今回はちょっとラクし過ぎたカモ。

使った部品は、基本的には前回、8月のテスト時から変更なし。OBDの延長ケーブルを別のものに変えたり、タカチのプラスチックケースを使ったり。
んで、書いたプログラムは...
  1. 各種初期化
  2. OBD-II アダプタのライブラリを叩いて、スピード値を読み出す
  3. スピード値を 7seg LED に表示する
  4. 手順 2--3 を 100ms毎に繰り返す
これだけ。
車速パルスの計算とか、面倒は一切ナシ!しかも OBD-II から車速を拾ってるから、(誤差も含めて)純正メーターと表示が一致!

樹脂ネジでリセットボタンを付けた
タカチの SW-65B ケース

ラクし過ぎて申し訳ない感じですが、ちょっとした問題点もありました。

◆バッテリーあがり問題 (修正済み)
電源線をACCに変更
マイコン含めて、すべての電源は OBD-II コネクタからの給電なんですが...これが 常時電源 なんですよね。
待機時の消費電流が気にはなったんですが、時計と同じ程度だろとタカをくくってたら...ある日、バッテリー上がりで帰れなくなりました。そんなに電流喰うのかよ...。
調べてみたら、OBD-II の電源線は 16番ピン独立なようなので...その線を切断、代わりにアクセサリー電源を取り込むよう変更。
修正後、しばらく乗っていますがコネクタ刺しっぱなしで問題なし。

◆パワーオンリセット問題 (対策中)
おおよその原因は判明してるんですが...現状では、アクセサリー電源 ON 後にマイコンのリセットスイッチを1回押さないと表示が出ません。
なので、とりあえずの回避策として、ケースに入れたままでもリセットボタンを押せるように小細工。
樹脂ナット内側の山を削ってからプラスチックケースに接着。押し込みピン替わりに樹脂ネジをハメ込んだ簡単なもの。
おそらく、回路にリセットICを追加すれば、うまく行く...ハズ。


ちょっと動作テスト。機能は問題なし。反射板は要調整。

##追記
今回の配線~。
・Freematics OBD-II UART Adapter
・Arduino Nano Every
・MAX7219

2020-08-02

デジタルスピードメーター (テスト)

全体図
作り直ししているスピードメーター。一応、配線作業が完了したので、ドキドキの動作確認をしました。

◆配線
  • OBD2端子延長ケーブル
  • Freematics OBD-II UART Adapter V2.1 (for Arduino)
  • Arduino Nano Every
  • 表示部 (7seg LED + MAX7219)
ユニットに分けると、だいたいこんな感じ。
OBD2アダプタ~Arduino間は、電源線 2本+信号線 2本。この電源線は、Arduinnoへの電源供給用 5V なので、配線スッキリ。
Arduino~表示部間は、電源線 2本+信号線 3本。

◆動作確認
とりあえず、クルマが停止してても動作を確認できるように、今回は車速じゃなくエンジン回転数を 3桁の 7seg LED に表示。(値は 1/10 して表示)

エンジン回転数の上位桁を表示 (暫定で 500ms 毎の更新にしてるんで追従は遅い)

Low-technology Lab さんの情報にある通り、Freematics のライブラリ(OBD2UART.h)内の enum 値を、デフォルトの「PROTO_AUTO」から「PROTO_CAN_11B_500K」に書き換えないと動作しませんでした。
ND5RC で使う場合、「PROTO_CAN_11B_500K」で OKっぽい。

とりあえず動作してヨカッタ。
ここまで動けば...あとは、車両のイルミ信号を拾って、表示の輝度を下げたり、HUD用(鏡文字)の切り替えスイッチをつけたり...かな。

2020-07-20

デジタルスピードメーター 作り直し (表示部製作)

Arduino Nano Every / MAX7219
タコメーターはアナログ表示がイイけど、スピードメーターはデジタルがイイ!
んで、NC時代から スピードの HUD表示をしてたんだけど...調子悪くなって誤表示が増えたので撤去していました。
きっと、ハードウェア知識に乏しい僕が適当に改造を加えた部分が悪さしたんだと思う...。

とは言え、やっぱりHUD表示がないと(コーナー進入時とか)困るので、何とかしたい。
Arduino 使って CAN通信のスピード信号を拾って、7seg LEDに表示するのが、一番ラクにできそう。

という訳で、手始めに一番メンドクサイ表示部を製作してみました。
使用部品、回路は、10年前にブレッドボードでやったのと同じ。今回は、ちゃんと車に搭載するので、ハンダ付けを頑張りました...。

メーターフード内に仕込む予定の「表示部」は、簡素に部品 4点のみ。
  • 7seg LED (C-551UB) 3個
  • LEDドライバIC (MAX7219) 1個
このモジャモジャがちゃんと動くとは...
端子の数を合計すると 54本。日曜日、これらの端子をひたすらリード線でつなぐ作業をしてました。不器用だから苦痛なんですよね...。目も良く見えないし。

で、本日は憂鬱な動作確認...あ、何かちゃんと動いてるっぽい。おぉ...一安心。
表示部~Arduino間は、信号線 3本、電源 2本の計 5本を接続すればOKなので、前のシステムよりもだいぶコンパクトになりそう。

2014-11-30

BitTradeOne 自動車用デジタルスピードメータキット青(AD00001)

実装は手持ちパーツで少々アレンジ
今使ってる後付けのデジタルSPEEDメーター。輝度が低く太陽光が射し込むと非常に見づらい。反射防止フィルムを貼ってみたりしたが劇的な改善とはならず...分解して7SEG周りの抵抗値を替えれば明るくできるんだろうけど...目的の抵抗を見つけるのも苦労しそうだし、部品が密集してたら抵抗外すのも面倒そう。

んじゃ、Arduinoとかで車速パルス読んで表示させるかと思い、部品を選定してるときに、もしかして「SPEEDメーターの組み立てキット」とかあったりしない?...と検索したら見事にヒット。なんだ、これでイイじゃん。
アマゾンより送られて来ましたのは、(株)ビット・トレード・ワン の[自動車用デジタルスピードメータキット青 (AD00001)]。

(キットなんで当たり前だけど)ハンダ付けするダケで動くという、ラクチン仕様が嬉しいです。車両との接続は、アクセサリ、グランド、車速パルスの 3本。
本日の作業はキットに付属するパーツの組み立て...ぬ?47kΩの抵抗が入ってねぇ。どこ探してもねぇ。欠品?しかたなく自前のヤツを使用。

久しぶりのハンダ付けでなのでチョット苦労。コテ先酸化してて非常に使いづらい。
なんとかキット部品は夕方に組みあがったものの、ロドにインストールするには、まだ下記の準備が必要。
  • 7セグLED部と本体基板の設置場所を決定
  • 設置場所に合わせた長さの線で両基板を結線(16本)
  • 本体基板を収納するケースの用意
動作確認できるのは来週かなぁ。

2010-04-29

続・加速度センサの情報を LED 表示

土曜日に作ったモノを車に積んで、翌、日曜日に走りに行ったんですが...街中だと横の G-Force が足りなくてイマイチでした。
ボードに載せている加速度センサは、最大 2G までを計測可能なヤツで、街乗りレベルには丁度イイかと思ったんですが。

交差点とか、大抵の ”コーナリング” は、1G 以内ですね。まあ、ちょっと車速を上げてやると、それなりに G が発生するんですが...そもそも街中って、横G を長時間発生させるようなコーナーって皆無だよねぇ。コーナリング自体が一瞬で終了してしまうので、バー表示LED が動いたとしても、ほんの一瞬。

ツマラン動画しか撮れませんでした。残念。サーキット走りに行きたいなぁ...。
あと、LED に太陽光が射したときの見易さなんかも、製品と自作とのデキの差を痛感。

2010-04-24

加速度センサの情報を LED 表示

Arduino の工作で以前、加速度センサの情報をシリアル出力し、PC 側のソフトでセンサ情報を表示したり、MAX7219 という IC を使って、LED を制御したりしてみました。

今日は、加速度センサの情報を バー表示LED を使って表示するテストをしてみました。バー表示LED は 10個のLED が並んでいるだけのモノで、これを 2個(都合 LED 20 個)使います。
MAX7219 は LED を 8個単位で管理するので、Scan Limit レジスタの値は 「2」、つまり 3桁 (Display digits 0 1 2) になります。

さてさて、加速度センサの情報を LED 表示できるとなると、実際に車載して動きを確認したくなります。なので、車載前提で工作するため、2DIN に収まるサイズのブレッドボードを用意しました。EIC-108 というサイズのブレッドボードを一部バラして、2DIN のスケルトンシャシーに貼り付けたダケのものですが。

LED と MAX7219 との接続は、ブレッドボードに向かって、LED 左側から...

  • DIG-0 の SEG_A、SEG_B、SEG_C...SEG_G、SEG_DP (LED 8個)
  • DIG-1 の SEG_A、SEG_B、SEG_C...SEG_G、SEG_DP (LED 8個)
  • DIG-2 の SEG_A、SEG_B、SEG_C、SEG_D (LED 4個)
としてみました。
一番左側の LED が、DIG-0 の SEG-A。一番右側が DIG-2 の SEG_D となってます。

2010-02-28

LED付き小型マイクロスコープ

以前は何の苦労もなかったハンダ付けですが、ここ数年は目の能力的に辛い作業となっております。

ワシ、視力は、左右 2.0 なんですが、老眼が入ってきまして...現在は、裸眼からの距離が 17cm 以内の物体には焦点が合わなくなっています。
ハンダの付き具合を確認するときなんぞ、ブツの様子をもっと良く確認するべく目に近づけると、焦点を合わせられず。目から離すとブツの具合が遠すぎて判らず。

なんもんで、手軽なルーペとして、「LED付き小型マイクロスコープ<45倍>」なる物を買ってみました。アマゾンで¥980.

品物のパッケージには読めない漢字が沢山。四つ折りになってる取説の折り目はナナメで、全体的に雑な印象を受ける製品ですが...まあ、¥980 なので。

とりあえず、ハンダ付けした後の現状確認作業には役立っております。
まぁでも、¥1000 前後だったら、ハンダ付け用の安い ヘルピングハンズ という選択肢でも良かったかも。

2010-02-27

MAX7219 動作テスト (7セグLED 3桁)

MAX7219 のテストは以前やりましたが、あの時は、配線が面倒だったので 7セグLED を1つだけ使いました。
しかし、桁が増えたときの接続を確認しないと、この先、モノが作れないので、今回、7セグLED を3つ使っての確認を行いました。

MAX7219 と、Arduino との接続は、前回と同じ。

  • 5V と GND をそれぞれ接続
  • DIN を 2番ピンに接続
  • LOAD を 3番ピンに接続
  • CLK を 4番ピンに接続
の計 5本です。
MAX7219 と 7セグLED (DIG_0、DIG_1、DIG_2) との接続は...
  • DIG_0 のコモンカソードを MAX7219 の 2番ピン(DIG 0)へ
  • DIG_1 のコモンカソードは、11番ピン(DIG 1)。DIG_2 のコモンカソードは、6番ピン(DIG 2)へ
  • DIG_0、DIG_1、DIG_2 のセグメントA 端子は、まとめて MAX7219 の 14番ピン(SEG A)へ
  • DIG_0、DIG_1、DIG_2 のセグメントB 端子は、まとめて MAX7219 の 16番ピン(SEG B)へ
  • 以降、同様にセグメント C~G、DP を接続。
という感じ。
I_SET 端子に接続する抵抗値は、前回同様 100kΩ にしました。

点灯用のプログラムですが。
MAX7219 は、7セグLEDで使い易いようになっているので...各桁(LED8個)毎に値を記憶します。なので、明示的な消灯が必要になる場合と、ならない場合あり。

例えば、LED0~LED16 があって、それぞれ8個毎に DIG0、DIG1 として接続し、それぞれの LED を1個づつ順に点灯させたい場合...
LED6 を消灯して、LED7 を点灯させる時には、LED6 の明示的な消灯は必要なく、命令は 1行で済みますが、LED7 を消灯して、LED8 を点灯さえる場合、LED7 の消灯を命令する必要があります。

まあ、LED7 は DIG0、LED8 は DIG1 なので、それぞれ DATA を送る必要がありますよ...って言いたいダケですが。

2010-01-19

SC1602 LCDモジュール動作テスト

諸々の理由でサーキットへ行く余裕が無いので...来るべき日のために電子工作で遊んでおります。
LAP SHOT 持ってるので、なにも苦労して自作カウンタでラップを表示する必要は無い訳ですけども。まあ、それ以外の多目的な情報を、走行中に確認できたらいいなぁ...って事で、Arduino から LCD を使う実験です。

使ったのは、秋月などで扱っている LCDキャラクタディスプレイモジュール(16×2行バックライト付) という製品。昔(今もあるのか知らないけど)カシオのポケコンなんかに使われてたようなLCDディスプレイ。16キャラクタを2段表示でき、バックライト付きで、コントラスト調整可能です。

Arduino で LCD を操作しようとした場合、LiquidCrystal ライブラリというのが用意されていて、HD44780 を使った LCD 液晶なら、ライブラリを使ってラクに扱えるようになってます。んで、SC1602 は、ラクできる LCD な訳です。

Arduino 日本語リファレンス の LiquidCrystal の項に、Arduino と LCD の結線方法とかも出てますので、至れり尽くせり。
LCD をブレッドボードで使うための中継ハーネスは自作しました。また、LCD の 3番ピン(Vo -- CONTRAST ADJ.) に付ける抵抗は 20kΩ の半固定抵抗を使用しています。

デモ・プログラムでは、タイムを計測してるフリの表示をしてみました。
実際表示してみると、16キャラクタってのが、意外とネックとなりそうカモ。もうちょっと長い文字列を表示させたい気がします。

続きには、今回のスケッチ。

2010-01-16

MAX7219 動作テスト

以前、加速度センサや曲げセンサからの情報を Arduino から UART 経由で PC へ送り、PC 上でセンサ情報を表示させるソフトを作成しました。

これを使ってサーキット走行した際に、ロガーとしての効果を期待するなら...

  1. PC をクルマに搭載し、車載カメラにセンサ表示を映り込ませる
  2. 後から、車載映像を加工してセンサ情報をオーバレイ表示させる
といった手法を取らないといけません。手法1 は、たぶん光量的に問題あって、車載カメラの映像内のPC画面を読み取るのは難しいかと。はたまた手法2 は、データ時間あわせ(映像のスタートと、センサデータのスタートの同期)が面倒。
お手軽かつ、安価なのはやっぱり、LED による表示機を作成する事でしょうか。

・・・という前置きを経て本題。
センサ情報を LED 表示したい場合...スロットルポジション10段階(LED10個)、ブレーキ10段階、加速度が、前方向10段階、後ろ方向10段階、右方向も10、左も10...最低でも合計60個のLEDを制御しなければなりません。Arduino から 60個の LED を個別制御するために、MAX7219 を試してみました。

◆MAX7219 について
MAX7219 は、計64個の LED をシリアル制御で個別駆動可能なディスプレイドライバICです。Arduino との接続は、5V、GND、DIN、CLK、LOAD の5本。DIN、CLK、LOAD の3本は DIGITAL ピンに接続。DIN に 16bit のデータを shiftOut() 関数を使って送ることで、64個のLED を個別に制御できます。
2個の IC をカスケード接続することもでき、使用ピン数はそのままで、128個のLED制御も可能です。

◆送信するシリアルデータについて
Arduino のデジタルピンと、MAX7219 の DIN 端子を接続します。送信するデータのフォーマットですが、基本、7セグLEDでの利用を前提に考えられているので...16bitのウチ上位8bit に桁の指定(8桁まで対応)、下位8bitに7セグLED(DP含む)のそれぞれのセグメントが対応しています。(BCDモードもありますが今回は使いません)

D15 D14 D13 D12 D11 D10 D9 D8 D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0
× × × × ADDRESS(各桁) DATA(各セグメント)

1回のデータ送信(16bit)で、点灯の指定が可能なのは、8個のLED(D0-D7)ですが、このICは、V+が 2V を上回っている限り、各桁の値を保持しますので、続けて個々の桁を更新可能です。
別に、7セグLED を接続しなきゃイケナイ訳では無く、マトリックスLED でも、単体の LED 64個でも良くて、LED を8個のづつのグループに分けて管理すれば OK です。

ADDRESS に指定する値ですが、表示したい桁の指定などのほかに、MAX7219 内のレジスタを指定できます。使用する桁数や、動作モードなどを初期設定します。

◆MAX7219 と LED の接続
カソードコモンの7セグLED が前提です。アノードの A~G、DP の8本と、カソード側が1本...8桁まで対応なので8本。計16本を接続します。1桁(単体LEDが8個以下)しか使わない場合は、カソードの接続は1本のみ。
接続が3桁以下の場合、電流が流れすぎて輝度に影響が出るそうなので、I_SET 端子に接続する抵抗値で調整します。
※ MAX7219 で検索してデータシートを見てください。

◆実験
配線が面倒なので、今回は7セグLED を1つだけ使いました。初期設定周りのソースコードを固めるのが目的なので。

輝度ですが、I_SET 端子には、100kΩ を接続しました。INTENSITY レジスタのデューティーは 15/32 です。
続きに今回のスケッチ。

2009-12-03

加速度センサの情報を表示するソフトを作成

前回作成した Arduino の加速度センサ、曲げセンサ用シールドですが、それら情報を受け取る PC 側のソフトを作ってみました。Arduino タグついてますが、スケッチは前回と全く同じもので更新ありません。Arduino からは下記のフォーマットで、センサ情報を UART へ出力します。秒間20回。

  • [Sensor]251,0,520,498,754
各項目の値は、左からそれぞれ...曲げセンサ、距離センサ、加速度 X、加速度 Y、加速度 Z...です。距離センサは今回未接続なので常にゼロを返します。

PC 側のソフトは、こんな感じです。


ウィンドウのクライアント領域を透過にしているので、既存のウィンドウにセンサ表示を重ねることができます。なので...。
  1. 車載PC に、WEBカメラ&マイクを接続し、デスクトップに映像を表示
  2. センサー表示をカメラ映像に重ね合わせ
  3. デスクトップ動画キャプチャソフトで録画
てな、手順を踏むと、F1 中継っぽい車載映像が撮れそうです。

しかし、車内にそんなパワフルなPCを持ち込めないケースを考えると、車載カメラと、Arduino のセンサーログを別々に保存して、家に帰ってから編集...といった方法に対応する必要がありそうです。
 Arduino 側からタイムラインを含めた情報を出力し、さらに磁気センサを使ってコントロールラインを通過したタイミングが判るようにしておけば、何とかなりそうですかね。

2009-11-22

Arduino シールド作成

曲げセンサを使って動作確認をした Arduino ですが、今日は、加速度センサ(KXM52-1050)を繋いでみました。

とは言っても、結局は 5v、GND の2本と、X, Y, Z 計3本の信号線を Arduino のアナログ端子に接続するだけ。プログラムは、前回と同じく、analogRead() で読み出して、Serial.print(value, DEC) で出力するだけ。使い方は、曲げセンサのときと同じ。

モノは、秋月で買った加速度センサで、基板に必要な部品が実装済であり、8ピンモジュールになってます。

  1. Vdd:2.7V--5.5V
  2. PSD:パワーシャットダウン。(通常は Vdd に接続)
  3. GND
  4. Parity:パリティ。(通常は NC)
  5. SelfTest:セルフテスト。(通常は GND に接続)
  6. Out X:X軸出力
  7. Out Y:Y軸出力
  8. Out Z:Z軸出力
となっています。1、2番ピンを 5V に。3、5番ピンを GND に接続。あとは、6--8番ピンを analog 端子へ。 ブレッドボード上であっさりと動作確認できてしまったので、シールドを作成することにしました。

片面基板でやろうと思ったら、ピンヘッダを実装面、ハンダ面とで逆に付けなきゃイカンので...今回は両面基板を使いました。ホームセンターで ELPA のヤツを買ったんですが、こんなんで¥600 オーバー。高すぎる。送料考えなきゃ、スイッチサイエンスさんのバニラ・シールドのほうが安いじゃないか。ピンヘッダ付いてくるし。

作成したシールドですが。
analog 0 は、曲げセンサ用(中央のピンヘッダ2本)。analog 1 は、SHARP の距離センサ用(中央のピンヘッダ3本。暗くてみえませんが...)を想定しています。analog 2--4 が、加速度センサの X、Y、Z になってます。Digital 側のピンは一切使って無いというリッチなシールド。

作っちゃってから気がついたんですが...車用途で使用するなら、Z 軸のセンサは未接続で良かったですね。そんなデータあってもイラナイですから。ポート1個無駄にしてしまいました。
勢いで作っちゃイカンな。やっぱ、設計が大事だ。

続きには、今回のスケッチ。

2009-11-15

Arduino 動作確認

先日購入した アルデュイーノ(Arduino)。環境構築まではしたんですが、その後は案の定、放ったらかしになってました。本日、やっと動作確認。
以下、いまさらですが、今回学んだ Arduino の基礎を。

◆環境構築
Arduino と PC を USB で接続する前に、ドライバをインストールしておきます。
本来なら、本家 Arduino のページを参照し、この辺りからソフトをダウンロードして、環境構築をするのですが...スイッチサイエンスさんで、日本語化環境を公開されているので、そちらを使用しました。
Arduino統合環境日本語版

USB シリアルのドライバも入ってます。
ダウンロードしてきた arduino-0017-ja-jp.zip を解凍して、インストール。完了後、USB 経由で PC と Arduino を接続。

◆プログラミング(スケッチ)
Arduino を起動すると、sketch_xxxxx という名前のタブがあります。こいつは、Visual Studio で言うところのプロジェクト名みたいなモンすかね。いきなり名前を変更しようとすると怒られるので、適当に何か書いて、後から好きな名前に変更するが吉。

プロジェクトのフォルダですが、厳密に管理されている訳ではないので、エクスプローラ等でファイルを好きなフォルダへ移動させてしまっても大丈夫。Arduino の [開く] ボタンから呼び出せば OK。

ソースコードの記述ですが、Arduino のエディタが使いづらいんで、環境設定メニューで、[外部のエディタを使用する] にチェック。Arduino 環境のプログラムフォルダを開いて、*.pde がソースファイルらしいので、こいつを秀丸で開いてコーディングする形にしました。
ああ、そうそう、スケッチは UTF-8 で書いてやる必要があるので、その点、注意。秀丸だと、ファイル(F) → エンコードの種類(D) で UTF-8 を選択。Shift-JIS だと日本語のコメントが化けるなり。

さて、C のプログラムが main() 関数からスタートするように、Arduino では、下記2つのファンクションの記述が必須となっているようです。

  • void setup()
  • void loop()
まず、setup() が呼び出されて、次に loop() が何回も呼び出されるって寸法、かな。

◆コンパイル&Arduinoへ転送
  1. 秀丸で書いたスケッチ(プログラム)をセーブ。
  2. Arduino の [検証] ボタンを押すと、ソースコードがリロードされてコンパイル実行開始。
  3. [マイコンボードに書き込む] ボタンを押すと、プログラムが Arduino へ転送されて、動き出します。
Arduino へ転送されたスケッチは、ボードに電源が入れば動き始めます。

今日は、曲げセンサの値を、文字列で COM ポートへ送信するプログラムを作ってみました。まんま サンプルプログラム ですね。でも、実現したい機能に対しては、これで十分なので。

2009-09-03

Arduino Duemilanove 328 購入

「欲しいなぁ」...と思いつつ、「買っても、しばらく放置したままになりそうかも」...とも、思いつつ、1年以上もスルーしていたアルデュイーノを、遂に購入しました。いわゆるマイコンボードですね。
スルーしていた間に、進化していまして、アルデュイーノ・デュエミラノーベ 328 という製品らしいです。

色々と電子工作で遊んでみたいソフト屋さんとしては、その...入力デバイス(センサ類など)と、出力デバイス(LED、モーター、UARTなど)との間の回路設計が、非常に面倒に思えるんですよね。センサからのアナログ可変電圧をコンパレータで判断して...とかね。すぐに「プログラムで処理すれば簡単なのに...」 とか考えてしまうので、ハード屋さん的向上心が萎えてしまうのも一因だったり。

所詮、工作(大量生産しない)なのでコスト的な制約が無いとなれば、プログラムで処理できたほうが、ソフト屋さんとしては、大変に有難い訳であります。んで、遂に購入。
いや最近、Windows Mobile 関連のプログラミングがつまらなくてねぇ。...電子工作の世界が楽しそうです。

これで何をするのかと言うと、当然、クルマ関連なのですが。
アクセル開度、ブレーキ踏込量、エンジン回転数信号、速度信号、加速度センサ...これらの信号をまとめてプログラムで扱える訳であります。出力は LED でも良いし、UART で Loox U/B50 とかに渡して、グラフィカルに表示させても良いし...楽しげですな。磁気センサを使えば、ラップ毎にデータをまとめたりも出来ますね。

さて、購入は、スイッチ・サイエンス さんで。
どこの通販でも、大体¥3200 程度の値が付いてるんですが、スイッチ・サイエンスさんは、¥3000 以上で送料無料!スバラシイ。支払いは PayPal か、銀行振り込みなので、ちょっと煩わしいですが、一旦登録してしまえば、以降ラクになるので、PayPal で支払いました。

んで、アルデュイーノ と一緒に買ったのは、曲げセンサであります(写真右側の細長いヤツ)。フレキ基板になってるセンサを曲げると、抵抗値が増えるというシロモノ。アクセル開度を、車両側の信号線を傷つけること無く、読み出すには?...という事で買ってみました。
手持ちのパーツで、SHARP の赤外線・距離センサも持ってまして...曲げセンサと、距離センサ、アクセル開度を計測するのに、どちらが適しているか確かめてみたいと思いますです。