2011-08-29

2011 F1 Rd.12 ベルギー

金曜、土曜とウェットコンディションが続き、ドライでのデータが取れない中での、予選でした。Q3 で上位勢の F・ドライタイヤにブリスターが発生した事で、ちょっとした騒動があったようですね。レッドブルはキャンバー角が多いために不安があったようですが、マクラーレンはプレッシャーの変更で対処できたよう。

レッドブル。
結果的には、ブリスターが発生しても、さほどペースは犠牲にならず、また、プライム側が機能したことで、圧倒的なペースをもって 1-2フィニッシュ。ただ、ペースは犠牲にならないにしても、タイヤの構造的にはどうだったんでしょうね。バーストのリスクがどれ程あったのか...。
まあ、スパは長距離って事もあって、1回目のピットストップを早めの周回に行った事の影響は、少なかったでしょうか。
ストレートも伸びてましたね。1-2でフィニッシュした後、ニューエイは泣いているようでした。

マクラーレン。
バトンの予選、ルイスの決勝と、残念でしたね。ダウンフォースをつけ過ぎたかもしれないとコメントがありましたが、TOPスピードも若干遅かったです。けど、レッドブルを追い回せるのは、この2台のみだったようで、それが見られなかったのは、ファンとしても残念。

ザウバー。
コバヤシは、ちょっと接触が多いですね。バトル時に早めにブレーキを踏む事も多々やってる気が...ルーベンスとの接触もちょっと不自然な気がしました。ルイスとの接触では、コバヤシの左側に若干のスペースがあったけど、回避行動は見られませんでした。まあ、そこがブレーキングゾーンとして使用可能だったかは判りませんが。
もちろん、フォースインディアや、ウィリアムズとポイントを争うためにも、バックマーカーとしてルイスへ譲る際のタイムダメージを最小限に抑える必要はあるけれど、それよりも C30 を確実にフィニッシュラインへ導く事が優先されると思うんだけど...。

B・セナ。
R31 での経験を考えると、非常に高い適応力を見せていたと思います。正直、ニックと交代になったときは、ポイントよりもスポンサーマネーを優先したのかと考えました。(経験量から考えて)ニックよりも良い仕事ができるとは思えませんが、ペトロフとの相対的な位置関係をみても可能性はあると思います。
けど、ラソースのあれは、ルーキー丸出しの行為でしたねぇ、ちょっと残念。今シーズン、モナコのサンデボテでも、ニュルブルのメルセデスアリーナでも目立った接触はなく、統率が取れていたんだけど...。アロンソも危なかったですね。

ロッソ。
S・ブルデーがモンツァで4番手グリッドを獲得したとき、スタートすら出来なかったけど...あのとき並な不運でしたね。フリー走行のパフォーマンスからしても、結構な期待値をもって決勝を見られたと思うんだけど...あっけない終了でした。ブエミもハイミも、ケツに火が着くと本領を発揮するタイプのようで...そういった意味では、パフォーマンスに決定的な差は無いように思えます。今回のベルギーは、ハイミがブエミに引導を渡せたかもしれないイベントでした。残念。