2008-01-19

F1 ヘレス・テスト Jan.14-17

年が明けて最初の F1 合同テストが終了しました。
ホンダは参加していません。BMWザウバーはバレンシア(Ricardo Tormo)で F1.08 のシェイクダウンを続けています。

テスト4日間の LAP タイムデータを、天候や新車/旧車などの条件を無視し、問答無用でドライバー別の表にしてみました。各ドライバー毎の最速 LAP を載せています。

Jerez (Jan.14-17)
1 F. Alonso Renault 01:19.503 R27
2 P. de la Rosa McLaren 01:19.650 MP4-23
3 K. Räikkönen Ferrari 01:19.708 F2008
4 N. Rosberg Williams 01:19.756 FW29
5 F. Massa Ferrari 01:19.772 F2008
6 H. Kovalainen McLaren 01:19.780 MP4-23
7 T. Glock Toyota 01:19.799 TF108
8 L. Hamilton McLaren 01:20.099 MP4-23
9 S. Vettel Scuderia Toro Rosso 01:20.305 STR2
10 S. Bourdais Scuderia Toro Rosso 01:20.346 STR2
11 M. Webber Red Bull 01:20.392 RB3
12 K. Nakajima Williams 01:20.526 FW29
13 K. Kobayashi Toyota 01:20.577 TF107
14 G. Fisichella Force India F1 01:20.764 F8-VII
15 J. Trulli Toyota 01:21.314 TF108
16 N. Piquet jr. Renault 01:21.696 R27
17 D. Coulthard Red Bull 01:21.746 RB3
18 A. Sutil Force India F1 01:21.705 F8-VII
19 A. Parente Renault 01:21.721 R27
20 V. Liuzzi Force India F1 01:23.035 F8-VII
21 N. Hulkenberg Williams 01:24.023 FW29
22 J. Rossiter Super Aguri 01:34.862 SA07

テスト初日は、路面がウェットの状態からスタートし、次第に乾いていったようですが、タイムが出てません。表で言えば、1~14位までが、2日目または3日目のタイムです。テスト3日目は、雨で始まり、途中で止みましたが路面は最後までウェットコンディションでした。それでも初日よりはタイムが出ています。

ルノー。
なんと、2007年型の R27 に SECU を搭載して走ったアロンソがトップタイムです。アロンソは「この車は1度も勝っていない。R27はもっとドライブが難しい車だと思っていた」とコメントを残しています。「実は R27 は、言うほど悪い車じゃなかった」説が浮上です。
19位のパレンテは、2007年ワールドシリーズbyルノーのチャンプ。
ルノーの新車発表は 1/31 に予定されていますが、例年通り、ローンチの前にサーキットへ持ち込まれるようです。

トヨタ。
7位のティモ・グロックは、テスト3日目のタイム。ウェットコンディションで新車 TF108 に乗ってこのタイム。もしかしてトヨタ速い?
トゥルーリは初日に参加。初日、一緒に走ったT・グロックより速いタイムです。
小林は TF107 で走りました。

ウィリアムズ。
今回は、昨年型 FW29 での参加。ニコ、中嶋ともに2日目のタイムです。早く新車でのタイムが見たいですねぇ。FW30 は、1/22 バレンシアで発表予定。
ウィリアムズはこの所、コース外の News が多い気がしてちょっと心配。

レッドブル。
テスト3日目に新車 RB4 を持ち込みましたが、あいにくのウェット路面。RB4 に乗ったクルサードのタイムは 1:22.581 でした。その日 RB3 に乗ったウェバーのタイムが 1:22.275
ニューエイ曰く、RB4 のパフォーマンスを語るには時期尚早との事。全くその通りだと思います。

スーパーアグリ。
初日に走りましたがオーバーヒートの為 10周を走ったのみ。この影響で 2日目の走行を断念。パーツを空輸で取り寄せる予定でしたが、飛行機がトラブルで飛ばず。陸路での輸送は道路工事の為に高速道路が閉鎖...。
資金難の影響がロジスティクス面にも現れているようです。