ミッコ、今季初優勝!!
ラトバラのコースオフ、ソルドのペースダウンで、ミッコが Day1 のリーダーになった時は、重苦しい Day2 になったなぁと思ってましたが...Day2 でシトロエンの2台がリタイアするとは...。
Day2。オープニングステージとなる ss7 で、ローブが岩に左フロントをヒット。そのまま右へ弾かれコースオフ...リタイアとなりました。オープニングステージだったので、5分×6ステージ分のペナルティ。クルマが直せる状態だったかは判りませんが、スパーラリーで戻ってくる事はありませんでした。
いやぁ、まさかの展開。ローブのドライビングミスによるリタイアは珍しいですね、D・エレナがペースノートを読み間違えたり、リエゾンでの事故でリタイアとかはありましたが...。オンボードのビデオを見ても、ちょっと何にぶつかったのか判りませんでした。ペースノートに無かった岩なんでしょうか...。
ミッコと 3秒差で Day2 をスタートしたソルドは、ss9 で岩にリアホイールをヒット。ソルドのほうはペナルティを受けてスーパーラリーで復帰しています。マニュファクチャラーポイントは、ノミネートが少ないので取れる可能性がありますからねぇ。結果、12位まで戻ってきてラリーを終えました。
という事で、ラトバラ、ローブ、ソルドにトラブルが発生し、ミッコの独走での勝利となりました。ラトバラは、Day2 以降、ステージベストを連発する走りで、なんと 3位まで復帰。速い人なんだよねぇ。
そして 2位は。シトロエンJr. のセバスチャン・オジェ でした。このチームの中では最初にポディウムに乗りました。ノビコフは、Day1 でコースオフした後、速さを見せて ss12 では 4位までポジションを回復。したものの、ss13 で問題発生。トランスミッションのトラブルという事で、リタイアはしてないようですが、以降のステージでズルズルと後退...結果、16位。
オジェは、上位がトラブルで後退する中、ポジションを上げて 2位フィニッシュ。アクロポリスらしい展開でしょうか。そのオジェも ss14 では牛と衝突するような場面があったようですが。
ヴィラクラ 4位の後に、C・ローテンバッハが5位入賞。シトロエンJr.はレベル高いですね。アトキンソンが再び乗ることは無いのかなぁ。
さて、ドライバー・ポイントスタンディングスですが。
ローブがリタイア、ミッコが優勝で、ちょうど、アルゼンチンと逆の展開となりました。このためローブ 55pts.、ミッコ 48pts. でその差、7 ポイント。優勝を重ねるローブに対して、2位か3位でミッコが粘っているため、なんとか逆転可能なポイントで収まってます。ただ、この先ローブのリタイアは期待できそうにないので、ミッコも勝ち始めないとイケマセンね。その為にはラトバラがスイーパーをやってくれないと。
Ireland | Norway | Cyprus | Portugal | Argentina | Sardegna | Greece | ||||
1 | S. LOEB | France | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 5 | R | 55 |
2 | M. HIRVONEN | Finland | 6 | 8 | 8 | 8 | R | 8 | 10 | 48 |
3 | D. SORDO | Spain | 8 | 4 | 5 | 6 | 8 | 0 | 0 | 31 |
4 | J-M LATVALA | Finland | 0 | 6 | 0 | R | 3 | 10 | 6 | 25 |
5 | H. SOLBERG | Norway | 5 | 5 | 0 | 4 | 6 | 1 | 0 | 21 |
6 | P. SOLBERG | Norway | - | 3 | 6 | 5 | R | 6 | R | 20 |
ソルドとラトバラも 6ポイント差でいい勝負。しかし、フォードがマニュファクチャラーのタイトルを取るには、ラトバラの頑張りも必要。この先は、フォード 1-2 フィニッシュが必要ですねぇ。