2009-06-14

WRC Rd.07 アクロポリス

ミッコ、今季初優勝!!
ラトバラのコースオフ、ソルドのペースダウンで、ミッコが Day1 のリーダーになった時は、重苦しい Day2 になったなぁと思ってましたが...Day2 でシトロエンの2台がリタイアするとは...。

Day2。オープニングステージとなる ss7 で、ローブが岩に左フロントをヒット。そのまま右へ弾かれコースオフ...リタイアとなりました。オープニングステージだったので、5分×6ステージ分のペナルティ。クルマが直せる状態だったかは判りませんが、スパーラリーで戻ってくる事はありませんでした。
いやぁ、まさかの展開。ローブのドライビングミスによるリタイアは珍しいですね、D・エレナがペースノートを読み間違えたり、リエゾンでの事故でリタイアとかはありましたが...。オンボードのビデオを見ても、ちょっと何にぶつかったのか判りませんでした。ペースノートに無かった岩なんでしょうか...。

ミッコと 3秒差で Day2 をスタートしたソルドは、ss9 で岩にリアホイールをヒット。ソルドのほうはペナルティを受けてスーパーラリーで復帰しています。マニュファクチャラーポイントは、ノミネートが少ないので取れる可能性がありますからねぇ。結果、12位まで戻ってきてラリーを終えました。

という事で、ラトバラ、ローブ、ソルドにトラブルが発生し、ミッコの独走での勝利となりました。ラトバラは、Day2 以降、ステージベストを連発する走りで、なんと 3位まで復帰。速い人なんだよねぇ。

そして 2位は。シトロエンJr. のセバスチャン・オジェ でした。このチームの中では最初にポディウムに乗りました。ノビコフは、Day1 でコースオフした後、速さを見せて ss12 では 4位までポジションを回復。したものの、ss13 で問題発生。トランスミッションのトラブルという事で、リタイアはしてないようですが、以降のステージでズルズルと後退...結果、16位。
オジェは、上位がトラブルで後退する中、ポジションを上げて 2位フィニッシュ。アクロポリスらしい展開でしょうか。そのオジェも ss14 では牛と衝突するような場面があったようですが。

ヴィラクラ 4位の後に、C・ローテンバッハが5位入賞。シトロエンJr.はレベル高いですね。アトキンソンが再び乗ることは無いのかなぁ。

さて、ドライバー・ポイントスタンディングスですが。
ローブがリタイア、ミッコが優勝で、ちょうど、アルゼンチンと逆の展開となりました。このためローブ 55pts.、ミッコ 48pts. でその差、7 ポイント。優勝を重ねるローブに対して、2位か3位でミッコが粘っているため、なんとか逆転可能なポイントで収まってます。ただ、この先ローブのリタイアは期待できそうにないので、ミッコも勝ち始めないとイケマセンね。その為にはラトバラがスイーパーをやってくれないと。

Ireland Norway Cyprus Portugal Argentina Sardegna Greece
1 S. LOEB  France 10 10 10 10 10 5 R 55
2 M. HIRVONEN  Finland 6 8 8 8 R 8 10 48
3 D. SORDO  Spain 8 4 5 6 8 0 0 31
4 J-M LATVALA  Finland 0 6 0 R 3 10 6 25
5 H. SOLBERG  Norway 5 5 0 4 6 1 0 21
6 P. SOLBERG  Norway - 3 6 5 R 6 R 20

ソルドとラトバラも 6ポイント差でいい勝負。しかし、フォードがマニュファクチャラーのタイトルを取るには、ラトバラの頑張りも必要。この先は、フォード 1-2 フィニッシュが必要ですねぇ。