なんとか。マーカスが辛くも優勝。2位のローブとは 0.3秒差!
ニュージーランドは、タイヤ選択が難しいコンディションが続いたようですね。レグ1でローブが遅れたのも、レグ2で逆転しマーカスが2位になったのもタイヤ選択が明暗を分けたようです。3日目も。
全てのレグにロングステージが設けられたことで、レグ3も緊張感があったようですね。この辺りはTVで堪能したいです。すげー楽しみ。
で、勝ったとは言え、ニュージーランドでマーカスが苦戦するとなると、日本、GB はどうなるんでしょうかねぇ。マーカスにとっては結構プレッシャーのかかるイベントになりそう?
これでグロンホルムとローブのポイント差は 10 ポイント。残り5戦(ターマック3戦)。おそらく、ターマックは全てローブが勝つと思われるので、マーカスが全戦2位に入ったとして、あと4ポイント差。日本とGBのどちらかで確実に優勝しないと、(久しぶりの)タイトルは取れない計算。万が一、ターマック戦で2位を確保できないとかなり危険な感じになって来ます。
さて、ニュージーランド3位は、やっぱりミッコ。TOPの2人からは、1分40秒以上離れて、また4位のアトキンソンとも 50 秒離れてのゴール。まあ、TOP2人は、3日目でも全力でプッシュする必要がありましたが、ミッコは、追う必要も逃げる必要もないので、余計に差が開いた感じでしょうか。
にしても、2強を追いかけたいミッコにとっては、まだまだ越えられない大きな壁のようですね。
4位はアトキンソン。前戦ドイツでは、レグ3でクラッシュと(速いのに)評価を下げてしまった訳ですが、ここニュージーランドでは、着実に4位に入って来ました。今の勢力図から考えるとベストリザルトじゃないでしょうか。オーストラリア出身ってこともあり、ここでは速いと思われてましたが、日本、GBではどうでしょうか、また今年のモンテカルロではミッコに競り勝ってますし、最近の安定感からするとターマック戦で表彰台を狙えそうな気がして来ました。マシンさえ壊れなければ。
最近は、安定してペターよりも速いですよねぇ。スバル来年どうするのかなぁ...。
その後ろ、5位以降は、ラトバラ、ソルド、ペター。
アトキンソンとラトバラの差が、4秒なのでここの戦いも熱かったのかな。
ソルド。もうそろそろグラベル戦でも上位に来て欲しいとチームは考えていると思うのですが...消極的なコメントが多いのでチームがケアした方がよいのでは。マシントラブルもソルドの方に多いしどうも上手く行きませんね。一昨年のオーラが全く影を潜めてます。
ペター。アトキンソンが速い事を考えると、もうクルマとペターのスタイルが合ってないと考えるしか無いのかも...。来年、どうするんでしょうかねぇ。もし、マーカスが引退したら、フォード入りでしょうか。
8位以降は、ずっとタイム差が開いてるので「何かあった」組なんでしょうけど。ミツビシで参戦のアーヴァがここに。今後も注目したいです。
さてさて。
次戦は1ヶ月のインターバルを置いてスペイン、コルシカのターマック2連戦。ローブの優勝は想定済みとして、2位争いに注目ですね。デュバルが出てくるのかどうか。アトキンソンやミッコもマーカスを脅かす存在になりえるでしょうね。ミッコの場合はオーダーが出るでしょうけど。
2007-09-02
WRC Rd.11 ニュージーランド
@
20:56
Label: WRC