NC ロドスタのスピードリミッターをカットしました(したハズ)。
モノは、HKS の VAC。「CZ」ってのが、マツダのCAN通信用って事のようです。何やら、部品点数が多いように見えますが、取り付け作業の実際は単純でしたかね。
ギボシ群。
VAC から生えているギボシ端子群は、全て中継ハーネスのギボシ群に繋がります。WEB見てるとギボシ端子に拒否反応を示す人が多いみたいですが...であれば、ギボシをカットし、「中継ハーネスとVAC本体をハンダ付けして一体化」してしまえば良いかと思います。スペースも取らなくなるし、CAN ラインのノイズ的にも強くなるかと。特にこの部分がギボシで分離できる必要は無いと思いますしね。
カプラ。
中継ハーネスから伸びている4つのカプラ(防水コネクタ)は、それぞれ電源とCANラインの In/Out です。
車両に対する作業は、ECUコネクタから出ている電源ライン(電源、アースの2本)と、CAN通信線(L、Hの2本)を切断し、双方にコネクタを取りつけるのみ。
中継ハーネス。 ギボシ側は全てVAC本体と接続。 ツイストペア線がCAN通信線。 防水コネクタ側は、ECU配線へ。 | 結線に関する作業範囲。 付けたコネクタをそのまま接続すれば元通りの機能。コネクタに中継ハーネス(VAC)を割り込ませればリミッター解除。 |
途中、雨がパラついたりして泣きそうになりましたが、(ECU線を切っちゃってますし)始めた作業を中止する訳にもゆかず、なんとか完了させました。屋根があり、かつ明るい場所が確保できればねぇ。
急いでたんで、途中経過の写真は無し。
完成。 6AT車でない場合はココに固定可能。 |
さて、一番の難関は、「エアクリーナーBOXの取り外し」でしたかね。
NC ロドスタの ECU はエンジンルーム内、エアクリBOXの直下なので、エアクリを外さないとコネクタにアクセスできないんですが、どうやって外せばイイのか判りませんでした。
結果的には、ナット2個の取り外し、ボルト1本を緩めるダケでしたが、手順を載せてるサイトが見つからなくて...。
- エアクリーナーBOX 前側のナット2個を外す。
- BOX 後ろ側のホースバンド・ボルトを緩める。
- 吸気のセンサーコネクタを外す。
- ホースをBOX から外す。(接続部は特に凹凸無く、差し込まれているのみ)
- エアクリBOX 後半のユニットを取り出す。(底部はゴムのグロメットに差し込まれているのみ。上に引くダケ)
- エアクリBOX 前半のユニットを取り出す。
手順 4 の所で、力技で外して良いのか判らず悩みました。手順 5 でも、底部の固定方法が判らず悩みました。鏡を使って裏側を覗いたらグロメットっぽかったんで外せました。普段、メカメカしい物を触らない人にとって、情報は大切だよねぇ。
あ、あと、エアクリのエレメントは、表裏/上下の方向が決まっているので、外すときに確認すべきでした。エレメントに「UP/FRONT」という刻印があるんですが、自分の考える「Up」「Front」とは違うようで上手くハマらず。結局、何通りか試して正解を見つける始末。
試走として、ちょっと遠いトコにあるホームセンターまで行ってきましたが。とりあえず、タコ/スピード/油圧/シフトインジケータ/etc...諸々、ちゃんと動作。よかった~。
リミッターが解除できているかどうかは、来週確認する予定。
#追記
2014年01月。ECU書き換えによりリミッターカットを行ったため取り外し。