オーストラリア決勝の最後の SC スティントで、ヤルノがコースオフした為に、ルイスと順位が入れ替わってしまい、直後に位置関係を戻した件について、訂正がありました。
FIA がトヨタと、マクラーレンの無線を確認した結果、ルイス(マクラーレン)が、故意にヤルノを先に行かせて、位置関係を元にもどした事が明らかになったようです。
この結果、ヤルノへの 25秒加算ペナルティは取り消され、3位に復帰。
ルイス(マクラーレン)ですが。スチュワードに対して故意にまぎらわしい説明をした(ヤルノとの位置関係を自主的に戻したと説明しなかった?)として、スポーティング・レギュレーション違反であると判断され、ルイスのレース結果が除外されました。
Pos | No | Driver | Team | Laps | Time/Retired | Grid | Pts |
1 | 22 | Jenson Button | Brawn-Mercedes | 58 | 1:34:15.784 | 1 | 10 |
2 | 23 | Rubens Barrichello | Brawn-Mercedes | 58 | +0.8 secs | 2 | 8 |
3 | 9 | Jarno Trulli | Toyota | 58 | +1.6 secs | 20 | 6 |
4 | 10 | Timo Glock | Toyota | 58 | +4.4 secs | 19 | 5 |
5 | 7 | Fernando Alonso | Renault | 58 | +4.8 secs | 10 | 4 |
6 | 16 | Nico Rosberg | Williams-Toyota | 58 | +5.7 secs | 5 | 3 |
7 | 12 | Sebastien Buemi | STR-Ferrari | 58 | +6.0 secs | 13 | 2 |
8 | 11 | Sebastien Bourdais | STR-Ferrari | 58 | +6.2 secs | 17 | 1 |
トヨタは、繰り上がっていたグロックの位置はそのまま、ヤルノが戻って来て 3-4 フィニッシュとなりました。予選でケチがついて、2台共にピットスタートだったとは思えない結果ですね。予選でのグロックの車重からみた結果は素晴らしいものであるし、今週末のセパンでも強さを発揮してくれそうです。
しかしまあ、ペナルティが 25秒加算で良かったですね。もし、レース中のドライブスルーだったら取り返しがつかないトコロでした。レーススチュワードには、自らの判断・決定がどれだけ重い事柄なのか、競技者を始め、周囲に与える影響を自覚して欲しいですねぇ。
ただ、他のカテゴリーに見られる 「審判は絶対」 というスポーツに比べて、F1 は「正しい事」であれば後からでも訂正されるので、ソコは好き。