2010-05-16

F1 Rd.06 モナコ

モナコでも、レッドブルが他勢力に飲み込まれるという現象は起きず、強かったですねぇ。
ポイントスタンディングスもドライバー&コンストラクター両方で TOP に。ようやく、クルマのパフォーマンスとの帳尻が合って来ました。

ウェバー。最初の1コーナーをクリアした後は、危なげなく完勝でした。2連勝!
目の前で、ヤルノ&チャンドックが絡んだのが最大の危機だったでしょうか。以前の(運の悪い)ウェバーだったら、進路を塞がれて、ステアリングを切り返してるウチに抜かれてたかも。
これで、バトンに続き、今シーズン2勝したドライバーとなりました。

ベッテルvsクビカ。
スタートで上手くクビカの前へ出たベッテルが、そのまま前でゴール。フィニッシュラインを超えた後、ちょっとベッテルのクルマから僅かに白煙が上がったようにも見えたんですが...なんか問題あったんでしょうかね。気のせいかな。
クビカは残念でした。スタートで蹴り出しが悪く、ベッテルに行かれてしまいましたが、マッサとルイスに並ばれたトコは、良く凌ぎました。ルイスもマッサもフェアでしたね。さすがに1コーナーでレースを終えたく無いでしょうし。引いてくれました。
今年も1コーナーは綺麗に流れましたね。無茶過ぎる人はいませんでした。

ニコvsミハエル。
ニコ。オプションを引っ張ったのは良い作戦でしたが、プライムに交換したばかりのウェバーが目の前に出てきた為に、アタックも途中中断。あの時点でピットへ向かってたら、ルイスは無理だったとしてもミハエルの前には出られたんじゃないかなぁ...。結局、数ラップをウェバーのタイヤマネージに付き合ってしまい、順位変わらず。

ミハエルは、最後のアロンソオーバーテイクが見事でした。セーフティーカーランでレース終了になる可能性があったけど、ブレーキやタイヤの温度をちゃんと管理してたんでしょうね。アロンソ&フェラーリがそれを怠っていたのもあるでしょうけど。

アロンソ。
オプションタイヤでスタートする作戦が見事に当たり、1周目に SC 出動。ほぼノーリスクでプライムに交換できたのに、最後はちょっともったいなかったですね。もう、タイヤが終わってたんでしょうか。

ザウバー。
結局は、モナコとの相性云々が関係ない終わり方になってしまいましたね。デラロサもコバヤシもトラブルによるリタイア。改善すべきポイントは依然、信頼性ですね。

フォースインディアvsトロロッソ
ルノーにはクビカが居るし、ウィリアムズはベテランと新人の対比が面白いんだけど、この2チームは、なんか地味だよねぇ。フォースインディアが 9位、10位のダブル入賞。そのスグ後ろでロッソの2台が完走。やっぱモナコは抜けないよねぇ。トルコでのバトルに期待。
ロッソのドライバーも、去年後半にブエミが、今年はハイミがブレイクしましたが、今シーズンもう一山、見せ場を作ってくれると思うんだけどなぁ。

さて。次戦はトルコ。
去年で言うと、シーズン序盤を支配していたブラウンに対し、トルコでベッテルがポールポジションでした。ここ2戦、フリー走行から予選までの流れで、ベッテルがウェバーに負けているので、流れを戻したい場所ですかね。

#追記
決勝後、ミハエルに 20秒加算ペナルティが出されました。
どうやら、「SC 先導による Final Lap」 においては、「SC line ~ Finish line 間 オーバーテイク禁止」 なようですね。だったら SC も、もう1周すりゃイイじゃんとか思いますが。
メルセデスは上訴するようです。

ミハエルは、+25秒によって、12位まで降格。ブエミが最後の 1ポイントを手にしました。やったぜブエミ!

#さらに追記
メルセデス、上訴は止めたようですね。リザルトが再修正されることは無いので。
諸々のNewsサイトの情報を合わせ読んでも、最終周にSCがピットへ戻るのも、グリーンフラッグが提示されるのも、レギュレーション通りなようです。
レギュレーションの明確さが足りない事から(?)、メルセデスのピットに解釈の問題が発生したようで...条文は見直されるようです。(メルセデスにブレーンが居ないのか、ブレーンの解釈が斬新すぎたのか...)

ミハエルは犠牲者ですね。無線でOKだと言われ、目の前にグリーンフラッグが提示されたら、そら抜きにかかるわな。