2011-08-01

WRC Rd.08 フィンランド

今年は、シトロエンとフォードが例年よりも互角な構図でスタートしましたが...No.2ドライバーが居ない事もあってポイントが偏りづらいしね。しかしながら、やっぱりローブがじわりとリードを広げつつあり...。そんな中で迎えたフィンランド。フォード勢にとっては、勝たなくてはいけないイベントでした。

しかしながら、SS1でミッコがコースオフ。木にヒットしてブレーキを壊したようです。ポイントスタンディングスでは、いくつかの不運でラトバラが下位にいるため、ミッコにポイントを稼いでもらいたいのですが...。早々に望みが薄くなりました。

早くもローブ、オジェ、ラトバラのオーダーが出来上がり。フィンランドではあまりルーズグラベルの影響が少ないと思うのですが、Day1,Day2 は、戦略的にこのままフィニッシュ。ラトバラまでは2.6秒。

Day3は、11本のSS。
先頭スタートながらローブの逃げ。他のイベントならともかく、フィンランドの路面はローブのハンデにならなそうですね。それと、ラトバラの速さはこんなものかなぁ、もうちょっとイケそうな気もするんだけど。

最終的には、ローブが逃げ切りに成功。久しぶりのフィンランド優勝となりました。2位は8.1秒差、オジェを捕らえたラトバラ。3位はオジェ、12.8秒差。

4位は、全22ステージ中、13本のベストを刻んだミッコ。悔しかったろうなぁ...。
今後はターマックが続くだけに、今年もローブのセンが濃厚になってまいりました。

BMW.MINI。
ミークはオーバーヒートやパンク等でじりじりと後退。ソルドも上位に着けていましたが、やはりオーバーヒートのようで、チームの指示によりリタイアしたようです。どうやら砂(?)が詰まって冷却に問題が出る症状のようです。ターマック戦はイイとしても、ちょっと課題となりましたね。