2011-10-24

WRC Rd.12 スペイン

Day1がグラベル。Day2-3がターマックとなったスペイン。
まあ、ローブが速いのは言わずもがなでありますが、ラトバラの速さが光る一戦となりました。

Day1 (ss1~ss6)
グラベル主体なので、ローブと共にオジェが先行するパターンかなと思ってましたが、午前のループでラトバラがローブをぴったりとマーク。ss4ではついにローブを逆転。ss5終了時点で、ローブに対して 16秒のアドバンテージを築く、素晴らしい速さをみせてくれました。

しかし、ss6。ラトバラは右フロントをパンク。また、ローブの巻き上げたダストがステージに留まり、スローダウンを余儀なくされたようです。ss6はナイトステージですからねぇ...通常よりもダストの影響が大きかったものと思われます。TOPから47秒遅れの6番手タイム。
残念、ラトバラは2番手でDay1を終えました。

Day2 (ss7~ss12)
ラトバラが速いのは、グラベルだったDay1までかと思いきや...彼の速さを印象付けたのは、ターマック・セクションでした。6本の ssで、3回のステージベストと2回の2ndベスト。
Day2開始時点から、ローブとのギャップを 3秒短縮!「ターマックで」です。すげぇなラトバラ!

Day3 (ss13~ss18)
フォードファンにとっては、嬉しい速さと安定感をみせるラトバラですが、如何せんDay1でのギャップは大きく、ローブ相手にDay3で27秒を埋めるのは難しい。
また、オジェも脱落ししており、ミッコにポジションを譲らなければならない状況が整いすぎていました。

結果。ラトバラは、ss18で順位を入れ替え...ローブの優勝。2位ミッコ。3位ラトバラとなりました。
ミッコは、これで3戦連続でポジションを譲ってもらってますね...あの速かったミッコは何処へ行ってしまったのでしょうか...。

最終 ss18では、クリス・ミークがステージベストを獲得。やればできる子ちゃんなんですから、っと換装率を高めて欲しいものです。

さて、ローブはパワーステージで1pts.を獲得。優勝回数も多いですし、GBで2位以上ならチャンピオンが決まります。

対して、ミッコがチャンプになる条件は、フォードの1-2を狙う必要があります。
ただ、1-2を狙う場合、仮想敵である3番手のローブが手綱を緩める訳は無いですから、ラトバラがミッコにポジションを譲れるような状況にもなり得ないと思われ、ミッコは実力で、ラトバラ&ローブに勝たなければなりませんね。

1-2が獲れなきゃ終わりなんですから、ラトバラの役回りは、とにかくローブの前をキープする事。フォードが望む展開になったとして、必死に追うローブ、必死に逃げるラトバラ。ミッコは、この2台を上回るスピードを見せなければなりません。ミッコのファンとしては期待したいのですが...。