2007-04-07

Helmet Camera (12V CCD)

だいぶ試行錯誤してたんだけど、ようやく試作1号機の仕様が固まってきたので紹介。

写りは、まあこんなモンですかね。このクラスだと CCD も CMOS も大差ないでしょうね。

Parts List :

  • カメラユニット ¥7000
    • 秋月電子の「カラーカメラ 1/4インチ25万画素CCD(ピンホールレンズ)」。小型化に拘らなければ、¥950 のカラーCMOSカメラユニットも売ってますね。
    • 12V±1V駆動。120mA
  • マイク ¥300
    • こちらも秋月電子にて。「超小型アンプ内蔵 シリコンマイクロフォン」。アンプ内蔵なので、録画デバイスのライン入力にそのまま信号を入れられます。
    • 1.5~5.5V 駆動。0.35mA 最大ゲイン 20dB
  • コンデンサ ¥100 (10pcs.)
    • 0.47uF のセラミックコンデンサ。マイクの端子に付けます。
  • レギュレータ ¥100
    • カメラの電源とマイクの電源を共用するために 12v→5v へ変換するレギュレータ。秋月の「3端子レギュレータ(低ドロップタイプ) 5v 1A TA4805S」を使いました。必要なコンデンサとか付属するので使いやすいです。
    • 入力最大電圧 16V
  • その他
    • 単3x8本型電池ボックス(12V電源) ¥160
    • 4極ピンプラグ(3.5φ:L型) ¥120
    • 線材
カメラユニットが 12V なので、乾電池が8本必要...ってのがちょっと難点ですかね。
乾電池4本(6V)を 12V に昇圧し、150mA 程度流せる IC を探したんですが、なかなか入手できず。

接続 :
こんな感じ。ハードウェアに関しては素人なので、考慮が足りないかもしれませんが、とりあえずこれで動いてます。

ヘルメット(Arai GP-5WP)のピークバイザー裏側の写真。左からレギュレータ、CCDユニット、マイク(スポンジの中)。マイクユニットには防風対策としてスポンジを貼ってあります。

外観図。
特に視界の妨げにはなりません。

アップで見るとこんな感じ。カメラユニットは基板のスルーホールを利用してビス止め。

4極のピンプラグと電源用のコネクタ。
線材には、比較的簡単に入手できる工作用のリード線を使用していますが、USBケーブルなどに使われる、極細3芯シールド線を使えば、もっとスッキリしますかねぇ。

追記:
カメラのほうはこんな感じですが、録画デバイスについても紹介。
システムトークスMOVIE VISION S [MVS] です。95グラム。

いろいろ探しましたが、小型、省電力、MPEG-4、SDメモリ録画、安価...という条件では、他に選択肢がありませんね。
録画モードはこんな感じ。
メニュー項目設定値仕様
録画画質最高

標準
長時間
最長時間
640×480、 320×240
最大 30fps
ビットレート:400k~2.4Mbps
録画音質低音質
高音質
16kHz モノラル
48kHz モノラル

メット動画では、「高画質」の「低音質」を使ってます。640×480 の 30fps で、ビットレートは 2Mbps くらいかな。カメラユニットの性能のほうが、録画デバイスよりも劣ってるので、「最高」モードにしても大して変わりありません。ファイルサイズが大きくなるのもナニだし、「高」で。


棚に置いたメットが天井の隅を写す様子。
ちなみに、MVS へのビデオ・オーディオ入力は、4極のピンプラグとなります。同梱品として、黄赤白のRCA--4極ピンプラグのケーブルが付いて来ますが、メット動画を撮るにはかさ張るので、ケーブルを自作してます。

4極プラグの規格・仕様ってのは無いらしいんだけど、市販のケーブルにはデファクトスタンダードな配列があります。しかしながら、MVS のソレは、スタンダードから外れた仕様。
市販のケーブルを買ってきても使えないので、千石電商とかで4極のプラグを買って自作です。


こんなんとか。あると便利。
上のほうの写真にある通り、メットのカメラから引き出した線の先にも、ジャックを介さず 4極を付けてます。

さらに追記:
バッテリーは、富士フィルムの NP-60 互換のようです。富士の充電器で充電可能でした。