先週行われた、バルセロナでのテストと、BMWが単独で行ったバレンシアでのテスト結果です。
以前のエントリーで「マクラーレンとフェラーリの直接対決は 25日から」と書きましたが間違えておりました。
さて、テストですが、バルセロナ/バレンシア共に、初日は雨で始まったようです。テストでのTotal距離をセーブするために走らないチームや、何が何でもセットアップを見つけ出したく、走りこむチームなど、様々。
さて、4日間におけるタイム表、まずはバルセロナから。
Circuit de Catalunya (Feb.19-22)
1 | F. Massa | Ferrari | 01:20.508 | F2008 |
2 | L. Badoer | Ferrari | 01:21.508 | F2008 |
3 | K. Nakajima | Williams | 01:22.153 | FW30 |
4 | H. Kovalainen | McLaren | 01:22.185 | MP4-23 |
5 | P. de la Rosa | McLaren | 01:22.208 | MP4-23 |
6 | N. Rosberg | Williams | 01:22.248 | FW30 |
7 | M. Webber | Red Bull | 01:22.477 | RB4 |
8 | D. Coulthard | Red Bull | 01:22.499 | RB4 |
9 | F. Alonso | Renault | 01:22.657 | R28 |
10 | T. Glock | Toyota | 01:22.901 | TF108 |
11 | N. Piquet jr. | Renault | 01:23.286 | R28 |
12 | K. Kobayashi | Toyota | 01:24.132 | TF108 |
13 | N. Hulkenberg | Williams | 01:24.222 | FW30 |
14 | J. Trulli | Toyota | 01:32.571 | TF108 |
初日が雨で、だんだんと天気が回復しています。なので、初日よりも2日目、2日目よりも3日目という様にタイムが向上しています。Feb.21 に、多くのチームがテストを完了しており、コンディションの良かった Feb.22 はフェラーリのみ。その2台が TOP2 となっています。
3位~13位までが、テスト3日目、Feb.21 のタイム。14位のトゥルーリは3日目以降、参加していませんので、ウェットコンディションでのタイムとなりました。
一見するとフェラーリが圧倒的にドミネートしているように見えますが、前述の通り 4日目のタイムですので注意が必要です。
ここでもウィリアムズの好調さを見る事ができますね。路面コンディションが悪くても相対的なポジションが変わらないのであれば、勢力図として見た時に信憑性が高いのかも。
次いで、レッドブル&本家ルノーのルノーエンジン勢。
信頼性を取り戻したレッドブルは怖いかも。去年の車はサーキットによって、明らかに向き不向きがありましたが今年はどうでしょうね。
・・・・・・・・
さて次に、BMWが行った、バレンシアでのテストです。
Circuito Ricardo Tormo (Feb.19-21)
1 | N. Heidfeld | BMW | 01:12.258 | F1.08 |
2 | R. Kubica | BMW | 01:12.293 | F1.08 |
3 | C. Klien | BMW | 01:23.857 | F1.08 |
クリスチャン・クライエンが登場。しかし、ウェットコンディションだった午前中のみの走行なので、このタイムです。
今年のBMWテストの傾向として、レギュラードライバーを積極的に走らせてますね。ほとんどの場面でテストドライバーの出る幕なしです。レギュラードライバーに新車への理解を深めてもらう目的でしょうか。それだけ気難しいクルマなんでしょうか...。
シーズンが始まって実戦ともなれば、フリー走行の僅かな時間でクルマをセットアップしなければなりません。そうした要求に今年のクルマは合うのでしょうか...。