ローブ優勝!...なのですが、やはりパンクの嵐になったようですねぇ。
ほぼ等しく全車がパンクに見舞われ、結果、やっぱりローブが速かったな...という感じでしょうか。
2位に入ったのは、久しぶり!のペターソルベルグ。このアクロポリスが新型インプレッサのデビューであるため、完走が至上命題だとチームからキツク言い渡されたのが、好結果を生んだ形でしょうか。皆がパンクになる中、完走目指して慎重に走るペターはトラブルが少なく、DAY1 で3位、DAY2 で2位になって、そのままゴール。新型インプにとって幸先のよいスタートになりました。
しかし、クルマの速さについては、まだ未知数ですね。それと、スバルは最近、チームのエンジニアリング能力についてまでメディアに言及されるようになってしまっているので、同じトラブルを複数回出さない努力が必要かと。
チームメイトのアトキンソンは、まだマシンに合わないようで、上位に絡めず。さらに電気系のトラブルで DAY2 リタイア。ポイント圏外になってしまいました。
D・ソルド(5位)。
シトロエンは、ラリー・ヨルダンから C4 に何か手を加えたのかなぁ。これまでグラベルラリーで全く良いトコロの無かったソルドですが、ヨルダン、サルディニア、アクロポリスと、ここ3戦でフォード勢を凌ぐ速さを見せています。もちろん DAY1 出走順でフォード勢に対してリードを築ける部分が大きいですが、去年や今年前半戦に比べて格段の進歩です。
フォードのマニュファクチャラー・タイトルも、どうやら本気で「安泰とは言えなく」なって来ました。
しかしながら、ここアクロポリスでは、SS11、SS12、SS13 と連続してパンクになり、スペアタイヤが無くなってしまい脱落。ペースノートに従い限界近くまでプッシュしながらも、コース上の岩を避けながら走るローブのような走りになるのは、もう少し先でしょうか。
フォード勢。
ミッコ(3位)は、DAY1 最初のループで苦労してますね。これまであまり経験したことの無い TOP スタートで、大幅にタイムを失ってしまってます。ローブやマーカスなら、TOP スタートでも 20秒以内にロスを抑えて来るんですが、ミッコは、それよりも若干遅いイメージ。
対して、ラトバラ(7位)は、出走順を生かして DAY1 の 1st Loop でTOPになるものの、どうも、その後に無理をしてクルマにダメージを負ってしまう嫌いがあるカモ。
この2人も、パンクやコースオフでクルマにダメージを負ってしまい、今回はシトロエンに挑戦できませんでしたね。ソルド、H・ソルベルグの脱落でミッコは 3位になりましたが、TOP ローブからは約2分差、2位ペターからも約57秒差。
H・ソルベルグ(8位)。
惜しかったなぁ。たびたび起こるエンジンSTOP問題で、3位から脱落。ストバートに来てから、なかなか良い結果を出せなかったから、3位フィニッシュ出来たら最高だったんですけどねぇ。
そして9位には、久々完走の トニ・ガルデマイスター!スズキSX4。
今回もトラブル多発だったようですが、グラベル完走できてなにより。こういう荒れる事が判ってるイベントをノートラブルで走りきれればねぇ。
さて。ヨルダンでノーポイントに終わり、ミッコにポイントリーダーを明渡したローブでしたが、たった2戦で奪い返しました。ミッコは、2位を確実に取る必要があるねぇ。もう少しの成長に期待だ!!
今年のミッコを見ていると、ローブに張り合えるスピードはあるんだよねぇ、でも安定感が無いと言うか、それだけ限界に近いスピードで走ってると言う事だよね。頑張れミッコ!!!
2008 Acropolis Rally of Greece Service Park.kmz
2008-06-02
WRC Rd.07 アクロポリス
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00:09
Label: WRC