2008-09-13

F1 Rd.14 イタリア 予選

全セッションを通してフル・ウェットでの予選。
ポールは、ここ数戦フェラーリ&マクラーレンを除いたチームでTOP争いを続けるロッソのS.ベッテル。初ポール!

2位には、ヘイキ、3位にはウェバー...の不運コンビ。この2人は、前戦スパで接触し、共に大きく順位を落としてます。また、雨といえば、昨年の富士でベッテルとウェバーが絡み、共に表彰台の可能性を無くしています。この3人、明日の運はどうでしょうね。

ロッソは、4位にブルデーも着けてます。STR2 から STR3 に乗り換え、クルマが気難しかった頃は、苦戦してましたが、ここ数戦はイイ予選をしてますよね。

さてさて。チャンピオンシップを見て行くと...Q2 で若干シーケンスを遅らせた、ルイス、キミ、クビカが、強くなってしまった雨でタイムが出せず、ノックアウト。マッサだけが Q3 に進みました。
おそらくもう、ルイスとマッサは、どちらが前でゴールするかの戦いになって来ていて、相手の前でレースを終えれば、最終順位は2の次という段階...なんですが、マッサが Q3 に進出してしまったのは、ルイスにとって痛かったかと思われます。
燃料を自由に選べるったって、6位(マッサ)と15位(ルイス)じゃあね。ただし、決勝がドライで、気温が低かった場合、マクラーレン優勢とも考えられるので、(優勝は狙えなくとも)ルイスがマッサに追いつく可能性はあるのかも。

5位にニコ!
シーズン前のテストでは去年以上に期待されるスピードがあったものの、シーズンが進むにつれ、相対パフォーマンスが落ちまくりのウィリアムズ。そんな中、この位置につけるってのは、やっぱりニコの上手さでしょうかねぇ。決勝がドライになると辛いと思いますが。

7位にトゥルーリ、8位にアロンソ、9位にグロック。
トヨタが戻ってきました。タイヤの発熱の問題で、気温が低いとダメらしいトヨタですが、ウェットコンディションで救われた感がありますね。決勝がドライの場合は、どこまでポジションを守れるか!に注目でしょうか。BMWの2台と、キミ、ルイスを従えて走る事になります。
アロンソは、燃料を積んだのかなぁ。

BMW。
シーケンスが遅かったため Q2 落ちしてしまったクビカと、Q3 へ進出したニックでしたが、結果は10位と11位。燃料を選べるクビカのほうが有利?ニックの試練はまだ続きそうです。ニックもかなりの燃料を積んでる可能性ありますけどね。

明日の決勝。
スタート後のシケインは、とにかくクラッシュが多い事で有名。中段グリッドからのスタートになった人達には最初の鬼門ですね。

・・・
さて。話変わって、スパでのルイスに対するペナルティーですが、「妥当なペナルティー」と考えているドライバーが多いみたいですね。理由は、「最終シケインからラソースまではストレートが短く、抜くのは不可能だった。あそこで抜いたのならアドバンテージを得ていたのだと思う」...って事らしいです。
多くのドライバーがそう言うなら、そうかなぁ、とも思えますが、雨の降ったラスト3周の状況では、マクラーレンのほうがコンディションが良く、圧倒的に速かったようにも思えますけどね。
まあ、審議待ち。

Autodromo Nazionale Monza.kmz