やっぱり、知れば知るほど、MC によって細かな改善がされてますねぇ。正直、欲しい!
室内では、シフトゲートの前方にある小物用のトレーが大型化された点や、ドアトリムのメッシュポケットなんかは、「あとちょっと」の物入れスペースが欲しかった NC1 オーナーとしては羨ましい限り。
例えば、走ってて日差しが眩しいと感じたときに必要なサングラスは、信号待ちですぐ取り出せるよう、なるべく手が届く範囲に収納しておきたいもの。また、突如 ETC に対応してない有料道路に出くわしたときの為に常備しておくコインケースも、ドライバーから容易に手が届く範囲に置いておきたい。
加えて、オープン時に手が冷たいと感じたときのグラブや、ペットボトルのドリンク...。これら、グローブボックスや、センターコンソールボックスへの収納でも問題ないが、手元にあってスグに取り出せるほうが便利。トレーやメッシュポケットが追加されるダケで、こういった小物の管理が容易になるんだよねぇ。
また、今回の MC では、マツダの NC ロードスターへの迷いも消えたように思えますかね。とりわけ、ISE (インダクション・サウンド・エンハンサー) の装備によって、そう感じるのですが。
このパーツ、エンジンの性能が上がる訳でも、空力に影響するモノでもありません。サージタンク部と、フロントのバルクヘッドを共鳴管で連結して、吸気音を室内へ引き込む...というモノ。
(日本仕様は、右ハンドルのため、ISE の恩恵をダイレクトに受けるのはナビ側ですが...)
NC1 をリリースした時点では、とても採用できなかったと思うんですよねぇ、カタログスペックで重くなるダケですもん。性能値は変わらないのに。
けど、NC2 で採用してきたって事は、それだけ NC ロードスターのキャラ付けがハッキリしてきたのかと思います。「軽さ」に拘りすぎてトレードオフの部分で迷うよりも、このクラスのスポーツカーとして、ただ真面目に良いものを造ろうという、マツダの意思が伝わって来る気がします。
実際、RHT では制振材が各所に追加されていて、軽さに拘ったクルマ造りから、オーナーの満足度を高めるような方向へシフトしています。軽さに拘りすぎて失った部分を取り戻し、より官能的になるような方向へのリファインが進み、スポーツカーとして完成度が高まったように感じます。
軽さは至上命題ではなく、魅力の1つであって欲しい訳です。「軽い」のがロードスターなのではなく、「楽しいスポーツカー」がロードスターなんですよね。
2008-12-12
MC 後の NC2 について
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23:05
Label: ROADSTER