新型 Xacti が発表されましたねぇ。HD1010 ユーザーとしてはドキドキであります。
リリースノートを見て HD2000 という型番に(キリ番が与えられたので)ちょっと驚きましたが、内容はブラッシュアップ的なもので、HD1010 からすると、年次改良の範囲内かなと思います。
しかし、Full-HD のプログレッシブがサポートされたのは、羨ましいですねぇ。元々、Xacti シリーズが好きなのは、PC との親和性の高さがあるからで、TV 出力など全く不要な自分の使い方を考えれば、プログレッシブは大いにウェルカムなのであります。
さて。HD1010 との比較表(主な機能のみ)を作成してみました。内容は HD2000 / HD1010 双方のニュースリリースより抜粋しております。
品番 | DMX-HD2000 | DMX-HD1010 (ワシの) | |
カメラ部有効画素数 | 静止画:約800万画素 | 静止画:約400万画素 | |
ムービー:Full HD/HD:約531万画素 SD:約200万画素 | ムービー:約356万画素(HD時) 約218万画素(SD時) | ||
撮像素子 | 1/2.5型 約810万画素原色CMOSセンサー | CMOSセンサー 1/2.5型 約400万画素相当 | |
記録媒体 | SDメモリーカード (32GB SDHCメモリーカードに対応) | ||
記録画像ファイル | 静止画:JPEG形式 (DCF、DPOF、Exif Ver2.2準拠) | ||
フォーマット | ムービー:ISO標準MPEG-4 AVC/H.264規格準拠(.MP4) | ||
音声:48kHzサンプリング、16bit、2ch、AAC圧縮 | |||
記録画素数 | 静止画 | 12M:4000×3000 8M-H:3264×2448(低圧縮) 8M-S:3264×2448(標準圧縮) 6M(16:9):3264×1840 (16:9) 2M(16:9):1920×1080(16:9) 2M:1600×1200 0.9M(16:9):1280x720(16:9) 0.3M:640×480 | 8M:3264×2448 4M-H:2288×1712(低圧縮) 4M-S:2288×1712(標準圧縮) 3.5M [16:9]:2496X1408 2M [16:9]:1920×1080 2M:1600×1200 0.9M [16:9]:1280×720 0.3M:640×480 |
連写 | 8M連写:3264×2448(6fps/9枚) 4M連写:2288×1712(12fps/15枚) | 4M:2288×1712(7fps/最大7枚) | |
ムービー | Full-HR:1920×1080(60fps/24Mbps) | ||
Full-HD:1920×1080(60field/16Mbps) | Full-HD:1920×1080(60field/s ・14Mbps) | ||
Full-SHQ:1920×1080(30fps/12Mbps) | Full-SHQ:1920×1080(30fps/12Mbps) | ||
HD-HR:1280×720(60fps/12Mbps) | |||
HD-SHQ:1280×720(30fps/9Mbps) | HD-SHQ:1280×720(30fps/9Mbps) | ||
TV-HR:640×480(60fps/6Mbps) | |||
TV-SHQ:640×480(30fps/3Mbps) | TV-SHQ:640×480(30fps/3Mbps) | ||
Web-SHR:448×336(240fps/8Mbps) | Web-SHR:448×336(300fps) | ||
Web-UHR:192×108(600fps/8Mbps) | |||
Web-SHQ:320×240(30fps) | |||
レンズ | 光学ズーム 10倍 焦点距離:f=6.3~63.0mm | ||
開放F=1.8(ワイド)~2.5(テレ) | |||
ガルバノメータ絞り機構 オートフォーカス | |||
8群11枚(非球面3枚5面)、NDフィルター搭載 | |||
静止画:f=38~380mm (光学ズーム10倍)<35mm換算> | |||
ムービー:f=44.4~710mm (アドバンストズーム 16倍) | ムービー:f=49.7~497mm(35mmフィルム換算) | ||
撮影範囲 | ノーマル:50cm~∞(ワイド) 1.0m~∞(テレ) | 全域:10cm(ワイド端)/80cm(テレ端)~∞ ノーマル:80cm~∞ | |
スーパーマクロ:1cm~1m(ワイド) |
ちょこちょこと、変更点がありますね。HD に対応した YouTube 用には、HD-SHQ モードを使うのが良いでしょうか。車載カメラ用には、TV-HR を使いたいトコですが、HD2000 では切り捨てられました。ここはちょっと残念。SD での 60fps は、それなりに使い道があると思います。
さて、性能面の他に、気になるモノとしては、オプションのコンバージョンレンズに「スーパーワイド」なるものが登場しております。
ウチの NC ロドスタに車載カメラとして搭載した場合、ワイド・コンバージョンレンズを着けても若干、画角が足りない感じなので、スーパーワイドの登場は、ちょっと食指が動きます。 40.5mm のステップアップリングを介して、市販のワイコンを着けても良いんですが、相性とかありそうだし、片っ端から買って相性を確認するほどのカメラ趣味でもないので...純正オプションでの登場は歓迎であります。
◆カメラは目の高さで構えますか。胸の高さで構えますか
今回から Xacti シリーズに横型のモデルが加わりました。三洋の縦型じゃない動画カメラっていうと、DSC-MZ3 辺りまで遡るのでしょうか...久しぶりの横型です。
けど、デジカメ育ちな人間からすると、横型って使いにくいんだよねぇ。横型機の場合、カメラを持って自然に構えると、どうしても目の高さにカメラが来るけど...ファインダーを覗くならそれでイイけど、液晶画面で画角を確認するのが普通な世代としては、胸の高さで構えたいんだよねぇ。すると、やっぱり、縦型機の方が構えやすいと思う訳であります。
けどまあ、世の中のデジカムが、こんだけ横型なのを見るとワシの考えは少数派なのかしらねぇ。
ビクターも、SONYも、キャノンもみんな横型だしなぁ。もしかして、ごく普通の液晶が付いたデジカメも、目の高さで構える人が多数派なんだろうか。