2009-01-31

WRC Rd.01 アイルランド DAY1

今年の WRC が開幕しました。

近年、最終戦と開幕戦の間を短くし、反面、夏季のブレイクを2ヶ月にしたりと、ウィンターリーグ化への歩みを見せていましたが、結局は、2009年、2010年の2年間で計24戦を巡るシリーズとなりました。

これにより、年間のイベント数も 12戦と、各チームにとっては、以前よりも戦いやすくなっています...が、スバル、スズキが抜けたため、マニュファクチャラーは、シトロエン、フォードのみ。
WRカー規定が来年には変更となるため、メイクスにとっては、「付き合ってられない」 という所でしょうか...。

カレンダー中の数少ないターマック戦は、24戦に分散したおかげで、2009年におけるターマック・ラリーは、アイルランド、キプロス(一部)、スペインの3戦のみ。
アイルランドは 2007 年の例を見るに、ターマックと言うには特殊かも。モンテカルロ同様、氷や雪の心配も必要ですね。そしてキプロスは、グラベルラリーとのミックスなので、本格的なターマックラリーは、スペインのみとなります。
ローブ(シトロエン)対策でしょうか。

さて。アイルランド DAY1。
終わってみれば、やっぱりシトロエンの 1-2 フィニッシュとなっています。

SS1 で、ドライタイヤを選択したローブに対して、ラトバラはスノータイヤを選択。これが当たり、ステージWIN。そして、今年から応援しているストバートのウルモ・アーヴァが 2nd ベストと続きます。ローブは SS1 のみで 42秒遅れ。

しかし、SS2 になってローブがあっさりステージベスト。アーヴァが 2nd ベストで続き、ラリーリーダーとなりますが、22秒後方の2位にローブ。残念ながらラトバラはパンクによって後退...。
ミッコは TOP からは離されながらも、確実に3位をキープ。

DAY1 のステージは8本でしたが、コンディションにより SS7、SS8 がキャンセルになったようで、ステージは SS6 まで。
アーヴァは徐々に順位を下げ、SS6 ではコースオフ。残念ながら 18位まで後退してしまいました。
反対に、ソルドが順位を上げ、ミッコを抜いて2位に。

DAY1 終了時のオーダーは、ローブ、ソルド、ミッコ、ヘニング、ローテンバッハ、オジェ、アトキンソン...。シトロエン・ジュニアチームに対してストバートがどこまでやれるか楽しみでしたが、現状では、ヘニング・ソルベルグが頑張ってます。アーヴァも盛り返して来て欲しいですね。

アトキンソンは、まだ C4 に慣れてないんでしょうか。オジェや、ローテンバッハの後塵を拝する形。こちらも頑張って欲しいトコロ。