ミッコ 2連勝!!
今季のWRCは、ローブの開幕5連勝という展開でしたが、ミッコが2位、3位に着けていたので、そんなに退屈な展開ではありませんでした。
ところがアルゼンチンでは、ローブが優勝したのに対して、ミッコはオーバーヒートでエンジンを壊してリタイア。選手権的にかなり危うくなってました。しかし、前戦ギリシャでローブがロールオーバー、リタイア。ミッコ優勝でポイント差が元に戻りました。
ローブと 7ポイント差で迎えた、今回のポーランド。Day1 でローブはコースオフし、Dayリタイア。オンボード映像を見たら、右フロントのサスを壊してコースオフしたのみ。ロールオーバーはありませんでした。約20分のペナルティーを背負って、スーパーラリーで復帰という展開。
ミッコに(久々に)やって来た、ポイントスタンディングスのTOPになれるかもしれないチャンス!
Day2 以降のミッコにとって、ポーランドは初のラリーイベントで慎重に行きたい反面、3位のソルドがプッシュして来るのでペースを落とせず、難しいラリーになりました。(まあ、ローブがいればもっと難しいラリーなんでしょうけど)
ミッコは(慎重に)飛ばしてリードを広げ、2位のラトバラはミッコにプレッシャーを与えないタイム差で走り、かつソルドよりも速く。ソルドはひたすらプッシュする展開。
結局、ミッコが逃げ切り優勝!58pts.でランキングTOPになりました。
今季残すラリーは、フィンランド、オーストラリア、スペイン、イギリスの4カ国。スペインはターマックで、ローブが強いだろうから、次戦(母国)フィンランドは確実に優勝しておきたいですね!ミッコ頑張れ!!
さて、ラトバラ。
今季リタイアが続き、評価を下げた(途中交代説まで出た)ところで、Rd.06 サルディニアで優勝。持ち直しました。前戦 Rd.07 ギリシャでは、初日にコースオフするも、素晴らしい追い上げで3位まで回復し、一定の評価を得ました。今回のラリーでも、ソルドより速く走り、ミッコに続く2番手をキープすると言う、難しい役回りをこなしていたと思います。このまま2位でゴールすれば、また評価も上がったと思うんですが...最終 ss18 で金属バリアに衝突してリタイア。
ss18 は、スーパー・スペシャル・ステージです。言わば、お客さんの為のステージです。そこでリタイアって...。
マルコム・ウィルソンはカンカンでしょうね...。フォードの 1-2 フィニッシュが崩れ、スーパーラリーで 8位まで回復していたローブにさらに1ポイント献上してしまった訳ですから...。ローブ7位入賞で、ミッコとローブのポイント差は2ポイントになるハズが、1ポイントだけになりました。ソルドも繰り上がって、2位表彰台獲得。
3位に入ったのは、ヘニング。今季、調子が良かったダケに、この表彰台は嬉しいでしょうね。4位には、ペター。
シトロエンJr.
Day3 に入って、4位をキープしていたS・オジェですが、ss16 でエンジントラブルによりリタイア。これは悔しいでしょうね。スーパーラリーで復帰したノビコフは9位で完走。マニュファクチャラーポイントは獲得しています。ローテンバッハは8位完走。だんだんと、それぞれのキャラが見えてきたでしょうか。
現在までのポイントスタンディングスです。
IRL | NOR | CYP | PRT | ARG | ITA | GRC | POL | FIN | AUS | ESP | GBR | Total | |||
1. | M. HIRVONEN | Finland | 6 | 8 | 8 | 8 | R | 8 | 10 | 10 | 58 | ||||
2. | S. LOEB | France | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 5 | R | 2 | 57 | ||||
3. | D. SORDO | Spain | 8 | 4 | 5 | 6 | 8 | 0 | 0 | 8 | 39 | ||||
4. | H. SOLBERG | Norway | 5 | 5 | 0 | 4 | 6 | 1 | 0 | 6 | 27 | ||||
5. | J-M LATVALA | Finland | 0 | 6 | 0 | R | 3 | 10 | 6 | R | 25 | ||||
6. | P. SOLBERG | Norway | - | 3 | 6 | 5 | R | 6 | R | 5 | 25 |