2009-06-30

WRC ネタ

やぁやぁ、フォードにとって、ポーランドラリーは複雑な結果でしたねぇ。マニュファクチャラーポイントが 18点取れてればなぁ...。
さて。ラリー・ポーランドの直前に FIA から WRC の計画についてアナウンスがありました。

Engines
これまでは、S2000 をベースに WRキットを装着するだの、S2000 そのままが WRカーになるだの言われてきましたが、エンジンについては、1600cc+ターボチャージャーユニット という事になったようです。2011年より。

排気量縮小の繋ぎ役として S2000 のクルマを走らせることは無いようですね。2.0L クラスの市販車が一時的にでも元気になるかなと期待してましたが、ちょっと残念。逆に テンロク+ターボ の活きのイイ車が増えるのかな?カテゴライズするなら、ボーイズレーサーってトコでしょうか。日本では、テンロクの市販車で 4WD ってーとスパルタンなモデルは少ないですよね。この排気量だと FF メインですから、ヨンクがあっても実用的なベクトルへ振られてたり。

欧州を見ると、フォルクスワーゲン系では既に、「小排気量+過給機」 へシフトしてるし、上位セグメントの車種でも排気量は小さかったりしますが...この辺り、日本の車作りが後手に回ってるイメージあるかも。(クリーンディーゼル搭載車も日本市場へは投入されなかったり...日本では売れないんでしょうね)
なんにせよ、日本車ベースで、テンロクの WRカー作ろうと思ったら、ベースは何になるんでしょうね。む?もしかしたら日本メーカーも、ヨーロッパでは小排気量で売ってるのかしらん?NCECロードスターに 1.8L モデルがありますしね。意外とベースカーには困らないのかな。

Rally format
Leg1~Leg3、Day1~Day3 と、基本は金曜から日曜の3日間で行われていましたが、フォーマットを柔軟にし、2日や4日のラリーイベントも開催可能になるようです。とは言え、今までも、スーパーSS だけを木曜の夜にスタジアムで行い、金曜朝から本格的なラリースタート...とかもあった訳で、あまり違和感ないかも。フィニッシュは土曜日か日曜日に限られるそうです。土曜日フィニッシュだと、時差の関係で日本のラリーファンには嬉しいかもね。

Mixed surface rallies
ターマックとグラベルをミックスしたイベントも開催可能に。今季のキプロスも、ミックスサーフェイスのイベントでしたが、Day1 がターマック。Day2、Day3 グラベルという組み合わせでした。これをもっと柔軟にして、Day の中でターマックとグラベルを混合できるようです。こうなると、ローブ&ソルドのアドバンテージも少なくなりますね。ターマックのみを照準にしたセットアップでは強いと思いますが。

WRC Cup
S2000 カテゴリのための世界選手権が行われます。
チームは、ヨーロッパ外のラウンド1つを含む、最低7戦に出場義務があるようです。

2010 Calendar
発表になってます。 2年間で24戦を行う WRC ローテーション制について、2007年末に概要が発表になった時と比べて、多少変更になってます。

2009 2010
01 Feb: Ireland 14 Feb: Sweden
15 Feb: Norway 07 Mar: Mexico
15 Mar: Cyprus 04 Apr: Jordan
05 Apr: Portugal 18 Apr: Turkey
26 Apr: Argentina 09 May: New Zealand
24 May: Italia 30 May: Portugal
14 Jun: Greece 11 July: Bulgaria*
28 Jun: Poland 01 Aug: Finland
02 Aug: Finland 22 Aug: Germany
06 Sept: Australia 12 Sept: Japan
04 Oct: Spain 03 Oct: France
25 Oct: Great Britain 24 Oct: Spain
14 Nov: Great Britain

5月にアナウンスありましたが、今年、開催されなかったモンテカルロは、来年も無し。2年連続で開幕にモンテがありません。スウェディッシュからスタートなんてヘンな感じですね。しかも、今年10月に GB やった後、来年の2月中旬まで WRC 無いのかー!
また、ロシア、インドネシアもオーガナイズに問題あり(?)でカレンダー落ちしてます。ブルガリアは承認待ち。GB は今年に引き続き、〆のラリーを引き受けます。

◆その他 WRC ネタ
・マーカス・グロンホルム
 7/19 にパイクスピークのヒルクライムがありますが、マーカスが参戦。モンスター田嶋との対決が楽しみです。10分の壁を敗れるのか!
PikesPeak (Google Map)

・クリス・ミーク
6/20 の IRC Rd.05 ベルギーでまたも優勝!現在、ポイントスタンディングスのTOPです!素晴らしい!

・キミ・ライコネン
次戦 WRC のフィンランドにエントリーの模様。
地元有利と言われるイベントですが、「経験の多い人が有利」が正しいでしょうね。北欧ラリーストとか、何度も出場経験のあるローブとか。
競技スピードでの経験の少ないキミには、あまり適したラリーでは無いかも(?)。距離が長いと、TOPからのタイム差も大きく見えてしまいますし。しかし!期待しております。
クビカも、先日のポーランド戦に出れば良かったのに。BMWザウバーは危険なスポーツを禁止してるのかな。

2009-06-28

WRC Rd.08 ポーランド

ミッコ 2連勝!!

今季のWRCは、ローブの開幕5連勝という展開でしたが、ミッコが2位、3位に着けていたので、そんなに退屈な展開ではありませんでした。
ところがアルゼンチンでは、ローブが優勝したのに対して、ミッコはオーバーヒートでエンジンを壊してリタイア。選手権的にかなり危うくなってました。しかし、前戦ギリシャでローブがロールオーバー、リタイア。ミッコ優勝でポイント差が元に戻りました。

ローブと 7ポイント差で迎えた、今回のポーランド。Day1 でローブはコースオフし、Dayリタイア。オンボード映像を見たら、右フロントのサスを壊してコースオフしたのみ。ロールオーバーはありませんでした。約20分のペナルティーを背負って、スーパーラリーで復帰という展開。
ミッコに(久々に)やって来た、ポイントスタンディングスのTOPになれるかもしれないチャンス!

Day2 以降のミッコにとって、ポーランドは初のラリーイベントで慎重に行きたい反面、3位のソルドがプッシュして来るのでペースを落とせず、難しいラリーになりました。(まあ、ローブがいればもっと難しいラリーなんでしょうけど)
ミッコは(慎重に)飛ばしてリードを広げ、2位のラトバラはミッコにプレッシャーを与えないタイム差で走り、かつソルドよりも速く。ソルドはひたすらプッシュする展開。
結局、ミッコが逃げ切り優勝!58pts.でランキングTOPになりました。

今季残すラリーは、フィンランド、オーストラリア、スペイン、イギリスの4カ国。スペインはターマックで、ローブが強いだろうから、次戦(母国)フィンランドは確実に優勝しておきたいですね!ミッコ頑張れ!!

さて、ラトバラ。
今季リタイアが続き、評価を下げた(途中交代説まで出た)ところで、Rd.06 サルディニアで優勝。持ち直しました。前戦 Rd.07 ギリシャでは、初日にコースオフするも、素晴らしい追い上げで3位まで回復し、一定の評価を得ました。今回のラリーでも、ソルドより速く走り、ミッコに続く2番手をキープすると言う、難しい役回りをこなしていたと思います。このまま2位でゴールすれば、また評価も上がったと思うんですが...最終 ss18 で金属バリアに衝突してリタイア。

ss18 は、スーパー・スペシャル・ステージです。言わば、お客さんの為のステージです。そこでリタイアって...。
マルコム・ウィルソンはカンカンでしょうね...。フォードの 1-2 フィニッシュが崩れ、スーパーラリーで 8位まで回復していたローブにさらに1ポイント献上してしまった訳ですから...。ローブ7位入賞で、ミッコとローブのポイント差は2ポイントになるハズが、1ポイントだけになりました。ソルドも繰り上がって、2位表彰台獲得。
3位に入ったのは、ヘニング。今季、調子が良かったダケに、この表彰台は嬉しいでしょうね。4位には、ペター。

シトロエンJr.
Day3 に入って、4位をキープしていたS・オジェですが、ss16 でエンジントラブルによりリタイア。これは悔しいでしょうね。スーパーラリーで復帰したノビコフは9位で完走。マニュファクチャラーポイントは獲得しています。ローテンバッハは8位完走。だんだんと、それぞれのキャラが見えてきたでしょうか。

現在までのポイントスタンディングスです。

IRL NOR CYP PRT ARG ITA GRC POL FIN AUS ESP GBR Total
1. M. HIRVONEN  Finland 10  10  58
2. S. LOEB  France 10  10  10  10  10  57
3. D. SORDO  Spain 39
4. H. SOLBERG  Norway 27
5. J-M LATVALA  Finland 10  25
6. P. SOLBERG  Norway 25
ミッコがラリーリーダー!

2009-06-27

Windows7 参考価格&キャンペーン

さて、めでたく 7 の参考価格が発表になりました。
そして、キャンペーン(Windows ありがとうキャンペーン)の告知もありますね。

「Windows ありがとう」 キャンペーン
2009 年 6 月 26 日(金)から 7 月 5日(日)までの10日間限定
キャンペーン期間内であっても、限定本数に到達次第、キャンペーンを終了させていただきます。
との事で、「安いのは今だけ」 と急かされております。
思わずポチッとしてしまいそうになりましたが、はたと思いとどまりました。現、Vista ユーザーで、動作速度、メモリ残量にまったく不満を持ってないこのワシが、1万円以上も出費して、どこまでの恩恵を受けられるのか...と。(RC 使ってないので恩恵の程が不明)

「Windows Vista Home Premium ユーザーが Windows 7 の購入を検討するための表(参考価格) 」
Edition Full  Upgrade  Campaign 
Windows 7 Home Premium 26,040円  16,590円  7,777円 
Windows 7 Professional 39,690円  27,090円  14,777円 
Windows 7 Ultimate 40,740円  28,140円  --- 

表とか作ってみた。
現 Vista ユーザーなので、狙いはアップグレード版か、キャンペーン価格での購入。エディションは、Professional 狙い。となると、¥27,090 で買うか、¥14,777 で買うかの2択になるんだけど...どちらにしても、現状に満足してるんじゃ、1万以上出して買う気が沸かないってのが本音かも。是非とも使いたいんだけどねぇ。う~ん。

WRC Rd.08 ポーランド Day1

WRC イベントとしては2回目(?)らしいのですが、ほとんど初開催と言って良いイベント。36年ぶりの開催だとか。現役のドライバーは皆、初出走で同条件となるので、ペースノートの完成度が勝敗を左右すると思われます。

という事なんですが、Day1 で早くも波乱が。
ss4 で目下ポイントリーダーのローブがコースオフ。デイリタイアとなりました。クラッシュの程度について把握してないんですが...Day1、7つある ss のうち、ss4 でのリタイアですから、スーパーラリーで復帰したとしても、上位に食い込むのは辛そうです。Day1 リーダーのミッコから約20分遅れの33位で初日を終えました。Newsには「ロールオーバー」とは書いてなかったので、走れそうな気はしますが...。

Day1 が終了してリーダーはミッコ。初日は2番目の出走順。ローブのコースオフを見て、ペースを落としたようです。現在、ローブとミッコとのポイント差は、7ポイントなので、ポーランドでミッコ優勝、ローブがノーポイントであれば、逆転が可能です。

Day1、2位はラトバラ。ミッコとは 8.9秒差です。さらに28秒後方にソルドが居るので、フォードがオーダーを出すのは、まだまだ無さそうです。ソルドの追い上げ次第では、今回もラトバラに優勝のチャンスがあるかも。

4位にペター、5位にヘニング。
ソルベルグ兄弟は、もはや定番の位置。ワークスドライバーの次のポジションを 6.9秒差で争っています。
その後ろには、オジェ、M・ウィルソン、ローテンバッハ。シトロエンとフォードの 2nd チーム勢の争い。ノビコフは、ss4 でステージリーダーから48秒遅れのタイム。ss5 では +5:00.00 となっているのでリタイアですね。クレストを超えたところで、コースオフしたようです。前戦でオジェがポディウムに乗っているだけに、ここでは結果を出して欲しかったかも。オジェと違って、ノビコフはマニュファクチャラーノミネートですし...。

さてさて。慎重にポイントを持ち帰りたいけど、ローブに最大の攻撃をしかけたいミッコは、Day2 のペース配分について悩むでしょうか。展開が楽しみになってきました。

2009-06-22

Ferrari Virtual Race

窓の杜で紹介されていた Ferrari Virtual Race を DL して遊んでみました。いやぁ、PC でゲームするなんて、スゲー久しぶり。

コースは、ムジェロのみで、選択可能な車種も...
  • 430 Scuderia
  • F612 Scaglietti
  • 599 GTB Fiorano
の3種のみ。モデル名が、本国名称になってるのがイイですね。ボディカラーは相当に沢山の中から選択可能。

操作は、ゲームパッドか、キーボードって事なんだけど、ウチのゲームパッド(サターンPadコントローラー USB 仕様)は認識しないっぽい...。なのでキーボードで遊んでみました。とりあえず判った事。
  • ステアはずっと切ってるとリアがブレイクするプログラムっぽいので、数回に分けて小刻みに切ると姿勢が安定。
  • ブレーキング時にステアすると良く曲がるようプログラミングされている。
  • 上記の応用で、ブレーキ+切り込みを数回に分けて行うと効率よくターンインが可能(セガのバーチャレーシングっぽいかも)。
  • アクセルを開けていると、姿勢が安定する(あからさまにアンダーステアになる)、のでスピンしそうになったらアクセルONが吉。
と、こんな感じ。
基本は、ブレーキとアクセル ON を交互に繰り返しながら、何度もステアを切り込み曲がるイメージですか。もろゲームっぽい走りになってしまうけど、そうしたほうが速いみたいです。

しかし、これ以上キーボードでやるのは辛い。ステアリング(とペダル)コントローラーが欲しいかも。

2009-06-21

F1 Rd.08 イギリス

ベッテル完勝!
ウェバーはスタートでルーベンスを抜けず、初回のピット作業まで待つ必要がありました。その間にベッテルに逃げられ早々に2位キープの戦略。残念ですねぇ。けど、ルーベンスを抜けてたとしても、ウェバーがベッテルの前に出ることは出来なかったでしょうねぇ。
Fastest Lap は ベッテルの 1:20.735 でした。

ポディウムにて。
やっとオーストリア国歌(だよね?)が流れましたねぇ。中国でベッテルが勝ったときは、ドイツ国歌の後、間違えてイギリス国歌が流れてしまいましたので。それと!コンストラクター、および 2位、3位のトロフィーが、またサンタンデール銀行のマークになってました。去年のバレンシアでもそうでしたよね。あのとき、けっこう非難の声があがったと思ったけど...懲りずに。これはちょっと残念ですねぇ。タイトルスポンサーのロゴマークなんて貰っても嬉しくないだろうに...。ファンとしては、なんか、あざとい感じがしてイヤです。

3位ルーベンス。
過去数戦を見ても、金曜-土曜に素早くセットアップを見つけるのは、ルーベンスのほうが上手いですかね。今週末は、バトンに勝って3位入賞。でもレッドブルまでは遠かった。
バトンですが。予選までには、セットアップをキッチリ仕上げてきて、結果を残す...これまでは、そんな流れが多かった気がしますが、今回は、キマらなかったようで、無線でもアンダーステアを訴えてました。それでもなんとか予選順と同じ 6位入賞...しましたが、戦略が機能すればマッサに抜かれる事はなかったように思います。ブラウンは、ちょっと反省でしょうか。

4位、マッサ。
11番手スタートのマッサが、ここまでポジションアップ!頑張りました。燃料の搭載量を自由に選べるポジションからのスタートでしたが、それでも4位はさすが。けど、速さは無かったですね。

5位、ニコ。
ニコも中嶋と同じく、2nd スティントでハードタイヤを履いたように見えましたが、5位まで浮上。ソフト側のタイヤを使いにくいデータでもあったんでしょうかねぇ。トヨタ、フェラーリ、ウィリアムズは拮抗してるんで...2台揃って上位を狙いたいウィリアムズでしょうけど、タイヤ選択をしくじったような...。コメントを聞いてみないと判りませんが。
中嶋は残念でしたねぇ、フィジケラの後ろ、11位で完走。

BMWザウバー。
もう今季は KERS を搭載しないみたいですね。空力優先のデザインに変更した為、小型のバッテリーを開発しないと載せられない状況でしたが、開発に成功したとしても、結局 KERS 自体に明確なアドバンテージがあるか疑わしく、そちらへリソースを注ぎ込む事はしないって事なんでしょうね。来年 KERS を使うようなトコでレースをしているのかも不確定ですし。
予選で Q2 に進めない車は、決勝でも後方での戦いになりました。ニック&クビカの防戦テクニックは素晴らしかったんですが、ニック15位、クビカ13位とポイントまでは長い道のりです。

さて。
レッドブルがフルマーク18ポイントを稼いだことで、コンストラクタースタンディングスでは、ブラウン105 vs レッドブル 74.5 となっております。後半戦の追い上げが楽しみですねぇ。ドライバースタンディングスは、バトン独走ですが...過去2シーズンを見る限り、まだまだルーベンス、ベッテル、ウェバーにチャンスはあります。

2009-06-20

F1 Rd.08 イギリス 予選

レッドブルが速いですねぇ。やや低めの気温、低速セクションの少ないレイアウト、今週末に投入したアップデート...流れはレッドブルになってます。
ベッテルが、中国、トルコに続く今季3回目のポールポジション獲得!

ただ、今週末の流れは、ウェバーだったですかねぇ...そのウェバーは、最後のアタックラップをキミに邪魔され、3番手。運の悪いウェバー復活といったトコロ。
明日の決勝は、ウェバーとルーベンス(2番手)との1コーナー争いが楽しみです。ルーベンスに先行されるようだと、ベッテルはラクな展開になるのかなぁ...。ポジションを脅かすのはウェバーだけだろうから。ウェバーが少なくとも、ベッテルに続く2番手で1コーナーを抜ければ、トルコの終盤、思い切って戦えなったレッドブルの同門対決が見られそうであり、ファンとしては嬉しい限り。ウェバーにとっては、初優勝のチャンス。しかし復活した(?)運の悪さが気になります。

4番手ヤルノ。
シーズンも中盤になってしまい...タイトルに絡めないとなると、TV的にどうしても影が薄くなってしまう...そんなトヨタですが、ヤルノは頑張ってますよねぇ。ティモはちょっと浮き沈みがある印象ですが。
上位3台が速いので、決勝では、4位争いが激しくなりそうかも。

5番手中嶋。
一昨年のブラジルでは、素晴らしい速さを見せてくれたけど、ちょっと若すぎる部分もあり...注目してたんですが、その後は、速さと安定感の両方の部分で苦しんでいた中嶋。しかし、シルバーストンではニコをアウトクォリファイ!いいですねぇ。ただ、予選でもコースを飛び出すシーンが見られ、決勝に一抹の不安も。なんとかミスを少なくして、上位に絡むレースを見せてくれるいいですね。

6番手バトン、7番手ニコ、8番手ティモ、9番手キミ、10番手アロンソ。
モナコのグリッドと対照的ですね。トヨタは2台揃ってTOP10入り。レッドブルは上昇、バトンは後退。フェラーリも後退。ウィリアムズは、モナコの予選で6位、10位でしたが、シルバーストンでは5位、7位。若干上昇。

ポイントスタンディングスを見れば、バトン 61pts、2位のルーベンスが 35pts、ベッテル29pts、ウェバー27.5pts。バトン圧倒的にリードしており、シルバーストンで無茶をする必要もなく、手が届くポイントを獲れば問題ない訳ですが...母国であるという点が歯車を狂わせるかも。まあでも、タイヤマネージメントの上手いベテランドライバー&ロス・ブラウンの組み合わせで、ソレは無いか。スタンダードなディスタンスを等分に切った 2stop にして予選が悪かったようにみえるダケかも。

BMWザウバー。
トルコでは、復調の兆しを見せたものの...クビカ12位、ニック15位と、Q3 へ進める力が無いのは、見ていて明らかでした。

ラスト5グリッド。
ロッソの2台と、フォースインディアの2台、そしてルイス。Q1 セッションの終盤に赤旗が出てアタックの機会を失ったとは言え、マクラーレンは辛そうですね。FP1, 2 で試してましたが、今週末は KERS 非搭載という結論になったようです。(KERS を搭載しているのはフェラーリのみ)
今季は、どのチームも 「合うサーキット、合わないサーキット」 が色濃く出る傾向に見えますね。

追記:予選後の車重が発表になりました。
Pos   Driver   Team   Weight
Sebastian Vettel  RBR-Renault  666.5
Rubens Barrichello  Brawn-Mercedes  657.5
Mark Webber  RBR-Renault  659.5
Jarno Trulli  Toyota  658.0
Kazuki Nakajima  Williams-Toyota  652.5
Jenson Button  Brawn-Mercedes  657.5
Nico Rosberg  Williams-Toyota  661.5
Timo Glock  Toyota  660.0
Kimi Räikkönen  Ferrari  654.0
10  Fernando Alonso  Renault  654.0
レッドブル勢は重めだった...予想以上に速かったという事ですね。
フェラーリは苦しいなぁ。

2009-06-16

電池アダプター

リアル店舗で売ってるトコを、ずぅーーーっと探してて、でも無くて、「ネットで買うしかないかなぁ、でも送料がなぁ」...とか思ってた電池アダプタを購入しました。

単3 → 単2/単1 とかは、どこでも売ってるんですけどね。eneloop ブランドでも出てるし。けど、単4 → 単3 ってのが結構、無かったりする。まあ、地域によっちゃぁ、¥100 ショップとかでも扱ってるんだろうけど。ウチの近所では見かけず。
ここ数ヶ月。自分が良く行く ¥100 ショップや、ホームセンターをハシゴして探しまくってたんですが...どうしても見つかりませんでした。

しかし先日、ふと会社帰りに、隣りにあるホームセンター(地理的にちょっとクルマでは行きづらい)に、徒歩で遠征...したら、あっけなく売ってました。別件で寄ったんですが、こうも簡単に見つかるとは。という訳で、単4 → 単3 を2パック(4本分)と、単3 → 単1 を購入。

ウチの乾電池体系ですが、ほとんどニッケル水素電池にリプレースしてしまった為、単3 の(一次)乾電池は持ち合わせが無く。単4型 のマンガンとアルカリがいくらか残っていたので、こいつらを使い切ってしまおうという寸法です。あと、昔に乾電池駆動の Bluetooth ヘッドホン用として購入した、単4 の eneloop が、使い道なく余ってたので...。(普段、車通勤だし、出張減ってヘッドホン使わなくなっちったし)

マンガン電池の使い道と言えば、リモコンであります。
リモコンってのは、電力消費も少なく、通常、マンガン電池で運用するのが望ましいであります。 しかし、我が家のリモコンは 単3 だったり、単4 だったり。ストックとして、単3 のマンガンと、単4 のマンガンを持っておくのはヤダ...いつになったら使い切るのかワカランし。そこで電池アダプター大活躍。

単4のアルカリのほうは、無線マウス等で使ってしまうのが適当ですかね。
ちなみに、単3 → 単1 タイプは、電動灯油ポンプで使用の予定。ウチで単1つかってるのってば、コレだけ。もう二度と単1なんて買わないぞ!

2009-06-14

WRC Rd.07 アクロポリス

ミッコ、今季初優勝!!
ラトバラのコースオフ、ソルドのペースダウンで、ミッコが Day1 のリーダーになった時は、重苦しい Day2 になったなぁと思ってましたが...Day2 でシトロエンの2台がリタイアするとは...。

Day2。オープニングステージとなる ss7 で、ローブが岩に左フロントをヒット。そのまま右へ弾かれコースオフ...リタイアとなりました。オープニングステージだったので、5分×6ステージ分のペナルティ。クルマが直せる状態だったかは判りませんが、スパーラリーで戻ってくる事はありませんでした。
いやぁ、まさかの展開。ローブのドライビングミスによるリタイアは珍しいですね、D・エレナがペースノートを読み間違えたり、リエゾンでの事故でリタイアとかはありましたが...。オンボードのビデオを見ても、ちょっと何にぶつかったのか判りませんでした。ペースノートに無かった岩なんでしょうか...。

ミッコと 3秒差で Day2 をスタートしたソルドは、ss9 で岩にリアホイールをヒット。ソルドのほうはペナルティを受けてスーパーラリーで復帰しています。マニュファクチャラーポイントは、ノミネートが少ないので取れる可能性がありますからねぇ。結果、12位まで戻ってきてラリーを終えました。

という事で、ラトバラ、ローブ、ソルドにトラブルが発生し、ミッコの独走での勝利となりました。ラトバラは、Day2 以降、ステージベストを連発する走りで、なんと 3位まで復帰。速い人なんだよねぇ。

そして 2位は。シトロエンJr. のセバスチャン・オジェ でした。このチームの中では最初にポディウムに乗りました。ノビコフは、Day1 でコースオフした後、速さを見せて ss12 では 4位までポジションを回復。したものの、ss13 で問題発生。トランスミッションのトラブルという事で、リタイアはしてないようですが、以降のステージでズルズルと後退...結果、16位。
オジェは、上位がトラブルで後退する中、ポジションを上げて 2位フィニッシュ。アクロポリスらしい展開でしょうか。そのオジェも ss14 では牛と衝突するような場面があったようですが。

ヴィラクラ 4位の後に、C・ローテンバッハが5位入賞。シトロエンJr.はレベル高いですね。アトキンソンが再び乗ることは無いのかなぁ。

さて、ドライバー・ポイントスタンディングスですが。
ローブがリタイア、ミッコが優勝で、ちょうど、アルゼンチンと逆の展開となりました。このためローブ 55pts.、ミッコ 48pts. でその差、7 ポイント。優勝を重ねるローブに対して、2位か3位でミッコが粘っているため、なんとか逆転可能なポイントで収まってます。ただ、この先ローブのリタイアは期待できそうにないので、ミッコも勝ち始めないとイケマセンね。その為にはラトバラがスイーパーをやってくれないと。

Ireland Norway Cyprus Portugal Argentina Sardegna Greece
1 S. LOEB  France 10 10 10 10 10 5 R 55
2 M. HIRVONEN  Finland 6 8 8 8 R 8 10 48
3 D. SORDO  Spain 8 4 5 6 8 0 0 31
4 J-M LATVALA  Finland 0 6 0 R 3 10 6 25
5 H. SOLBERG  Norway 5 5 0 4 6 1 0 21
6 P. SOLBERG  Norway - 3 6 5 R 6 R 20

ソルドとラトバラも 6ポイント差でいい勝負。しかし、フォードがマニュファクチャラーのタイトルを取るには、ラトバラの頑張りも必要。この先は、フォード 1-2 フィニッシュが必要ですねぇ。

2009-06-13

WRC Rd.07 アクロポリス Day1

Day1 のリーダーはミッコになりました。フォードの狙いと異なる、ちょっと複雑なポジションですね。

Day1 のステージは6箇所で、ss5 までの順位は、ラトバラ、ソルド、ミッコ、ローブの順でした。
フォードの戦略としてはこの先もずっと、ラトバラを先行させ Day2、Day3 でミッコが少なくとも先頭スタートにならないようにするものと思われます。シトロエン(ソルド)が戦略的にペースダウンしてミッコを2位に押し上げようとも、フォードとしては、そのままミッコにプッシュさせ、2位でローブに対するリードを保つ作戦だったようです。

そして Day1 最終の ss6。ソルドのペースダウンでミッコの順位は繰り上がりましたが、誤算だったのはラトバラのコースオフでした。ヘアピンをオーバーシュートして、約3分のロスがあったようです。ステージベストを獲ったミッコから 3:36.7 遅れの 28番手タイム。総合11位にまで後退です...。
フォードの陣形が崩れ、今回もまたミッコ 1人でソルド、ローブと戦うことになりました。しかも Day2 先頭スタート。ソルドとは3秒差、ローブとは 21秒差。
ラトバラは、前戦の素晴らしい優勝を、ちょっと色褪せた物にしてしまいましたかねぇ。せっかく今までのミスを帳消しにして、これからのフォードの戦い方を示せたのに...。
まあ、「出走順を活かして Day3 の朝までラリーリーダーの座を堅持する」...というのがラトバラの使命なので、大変な仕事なんですけどね...でも、ワークスドライバーなんだから...。

ノビコフ。
前戦で結果を出して、さらに注目されることになった E・ノビコフ ですが。Day1 の ss4 で自身初のステージベストを記録しました。この時点での順位は、ラトバラ、ソルド、ミッコに続く4位。ローブの前でした。しかし!続く ss5 でコースオフ!シトロエンJr. のオジェが記録したステージベストから 3:26.0 遅れの 31番手タイム。順位も 13位まで落ちてしまいました。
まだまだ、「速いけどミスも多い」 若いドライバーの典型になってますかね。まだ、18才なので、成長して安定感が備われば、何年も WRC で活躍できると思います。...んがしかし、WRC のシート(チーム)は決して多くないので、年齢に関係なく、注目されているウチに(ある程度)結果を出す必要もあります。頑張って欲しいものです。
アトキンソンも、デュバルも、ガリも...ファンがもう一度走りを見たいと思うドライバーは何人もいると思いますが、なかなか状況がそうなってくれません。注目されているウチに結果を出すが吉です。

KMZ とか。
アクロポリス・ラリーの公式サイトでは、毎年 kmz ファイルが置かれてます。ss やロードセクション、サービスパーク、ヘッド・クォーター等の位置が把握可能。Earth で楽しむ人は、DL するが吉。
http://www.acropolisrally.gr/en/
[MAPS] タブをクリックして出たページの下方に Google Earth のリンクがあるのでクリック。

2009-06-08

シフトパターンラベル設置

シフトノブが球状じゃないと、どうもしっくり操作できません。クルマ乗り換えるたびに、純正のノブの形に適応するのが煩わしいため、いつも車を乗り換えた直後にノブを交換してしまいます。

NCEC購入直後も、シフトノブを交換しましたが、シフトパターンを示す図がずっとありませんでした。ノブに添付されてくるデカール(6速用)は、リバースの位置が右側の表示だったので。しかし、車検に通らない仕様のままで居る訳にもゆかず、適当なモノを探してたんですが...アルテッツァの純正プレートとか...で結局、純正ノブのプレートを剥がして貼り付けることにしました。安上がりなのと、シールよりも質感があるのとで。

まずは、純正ノブからシフトパターンのプレートを剥がします。プレートは両面テープで貼り付けられているのみ。

  1. 小さめのマイナスドライバをプレートの脇から突っ込んで、少しずつ浮かしてゆきます。
  2. 剥がしたプレートを両面テープなど適当な方法で車両に固定します。
 終わり。プレートが両面で貼ってあるってコトが判ってしまえば、簡単ですね、力加減もしやすいし。
NCEC RSグレード純正のシフトノブ パターンプレートを剥がします。 ついでにバラしてみました。トップを変更可能になってます。

一番悩むポイントはプレートの設置場所でしょうか。とりあえず、マツスピのノブについてくるプレートと同じ指定場所に貼ってみましたが...もうちょい綺麗にまとめたいトコロ。3rdジェネレーション車のようにペンホルダー(?)のトコにデコレートして貼り付けたいかも。

2009-06-07

F1 Rd.07 トルコ

バトン磐石!しかし、BGP001 は思いのほか強かったですねぇ。もう少し、RB5 が速いかと思いましたが...。ブラウンのクルマも今回はF・ウィングに新しいのを持ち込んだりしてますし、止まっている訳ではない...という事ですか。
Fastest Lap もバトンが獲りました 1:27.579

レッドブル。
何といっても、ベッテルの1周目ですねぇ。ブラウンに勝つためには少なくとも頭を抑えておかないとイケナイですが、コースオフしてバトンに前に出られたのは、言うまでも無く痛かったですね。ベッテルの1stスティントのペースがあまり良くなかったのを後から考えてみても、バトンを抑えておきたかった...。
ベッテルの戦略がウマく機能しない事がウェバーには逆に良かったですね。自身最高位の2位獲得。優勝までが遠いのはニックと同じ。

ルーベンスvsヘイキ。
9-10 コーナーの立ち上がりで KERS を使われてしまうんで 12 コーナーのインに飛び込めないルーベンス。最終コーナーでノーズを突っ込んで一旦、ヘイキをパス。その後、ストレートラインで再びヘイキに抜き返されて、結局、当たってしまったけど...。あれ、ヘイキはコントロールラインを超えてから KERS を使って抜いたよねぇ?だとすれば、9コーナーから使える KERS 量が減ってる訳だから、まだチャンスがあったんじゃないかなぁ...。あのバトルをもっと長く見たかったです。

トヨタ。
スタート後の 1-2 コーナーで、ヤルノもティモも飛び出してたんですね。ヤルノは、ウマくスタートを決めて偶数グリッドのウェバーをパスしてたんですが、飛び出した事でウェバーの後ろに戻ってしまい、最終リザルトも、レッドブルの後ろ 4位。
ちょっと、去年後半の勢いが無いティモは8位完走。あまりチェックしてなかったけど、2Stop だよねぇ。ベッテルの3回目のピットインとティモのピットインが同時でした。けっこう変則だったのかも。なんでそんな作戦だったんだろ。ティモはスタート後の 1-2 コーナーで、内側から押し出される形でコースオフしてましたね。

ニコ、5位。
すいませんウィリアムズを過少評価してました。このリザルトは素晴らしいですね。予選順位からフェラーリ2台、ルノー1台(と落ちてきたブラウン1台)を喰っての5位入賞。さすがです。スタート後の混乱を切り抜けたのが好結果に結びつきました。

マッサ、6位。
あまりTVに映りませんでしたねぇ。7番グリッドからスタートして、ポジションが1つ上のキミがF・ウィングを交換して順位を落としたのでその分、繰り上がった感じでしょうか。

クビカ、7位。
ようやく、今季初ポイント!BMWザウバーのコンストラクターポイントも 8ポイントと、2桁が見えてきました...2年目で合計100ポイントオーバーしたチームなんですがねぇ、今年は辛いですねぇ。しかしそれでも、トルコに持ち込んだアップデートは、確実に効果がありました。とにかく、コンスタントにポイントフィニッシュできるトコまで復活してほしいです。
ニックは11位完走。ターン8の Speed Trap 表示を見ても、クビカのほうが乗れてるようでした。まだまだ辛いシーズンになりそうです。

さてさて、次はシルバーストン。
オールドサーキットの特徴として、高速コーナーがいくつかあって、Big ブレーキが少ないコース。抜けないですよねぇ。そして、おそらく最後のシルバーストン。マニクールは最後と言いながらもう1回あったりしましたが...「ドニントンで開催するか、イギリスGP をしないかだ」 とバーニーが発言しているそうで、政治的なやりとりに決着がつかない限り、本当に最後のシルバーストンになりそうです。

F1 Rd.07 トルコ 予選後の Weight

予選後のウェイトが発表になってますね。

Pos   Driver   Team   Weight
Sebastian Vettel  RBR-Renault  649.5
Jenson Button  Brawn-Mercedes  655.5
Rubens Barrichello  Brawn-Mercedes  652.5
Mark Webber  RBR-Renault  656.0
Jarno Trulli  Toyota  652.0
Kimi Räikkönen  Ferrari  658.0
Felipe Massa  Ferrari  654.0
Fernando Alonso  Renault  644.5
Nico Rosberg  Williams-Toyota  660.0
10  Robert Kubica  BMW Sauber  664.0

ベッテルは、やっぱり軽かったですねぇ。3Stop?ウェバーとは作戦が分かれているようです。ウェバーがブラウンと同等のペースを発揮できれば...ベッテルの作戦の当たり外れ如何では、初優勝の可能性がありますか。

アロンソも軽いですね。しかし、中国GPの時のようにフロントラインには並べませんでした。あの時はベッテルよりも 7kg 軽くてタイムは 0.2秒落ち。今回は、5kg 軽くて 0.5秒落ち。ちょっとパフォーマンスが落ちてるでしょうか。

クビカも意外に積んでましたね。思ったよりも アップデートの効果があったようです。終盤でフェラーリに絡んでいけるような展開だと、BMWファンとしては嬉しいんですが。ちなみに 11番手のニックは 681.5kg 積んできました。これじゃペースが上がらないんじゃ...14番グリッドのヘイキが KERS 持ってて 665kg。コース上で抜かれそうな予感。

その他。20番グリッド、ロッソのブルデーが 701kg で最も重いです。序盤で前のフォースインディアに付き合わされるだろうから...という事でしょうか。

2009-06-06

F1 Rd.07 トルコ 予選

今週末。ラバーがのってないせいもあって、イスタンブール・パークはタイヤへの負担が厳しい傾向が続いてました。モナコで大きく空力をアップデートしたレッドブルがここでは強いかなぁ、と予想してましたが、意外に苦戦するのか...と見えていたフリー走行でしたが。

予選までには路面も出来上がって来たようで、終わってみれば、今回もまた ブラウン vs レッドブルの構図でした。ベッテルが Rd.03 中国以来、今季2回目のポール獲得!さすが!でも軽そう!
ベッテルが過去2回ポールを獲ったときは、何れも雨の決勝でしたが、今回はドライでの勝負になりそうですね。やっと、ベッテルのドライでのTOP争いが見られそうです。ただ、レッドブルは作戦面で(ロス)ブラウンに見劣りする傾向があるので...決勝をソフト側でスタートして、タイヤを痛めてズルズルと後退...てな事にならなければ良いですが。

僚友ウェバーは4番手。誰もが認める予選巧者のウェバーですが、今季は霞んで見えてしまいますねぇ。「今までのチームメイトは皆、その時には優勝しなかった。けど、今年は違う」 とコメントしてますね。ミナルディ時代のA・ユーン、ジャガー時代のC・クライエン、ウィリアムズ時代のニック、ピッツォーニア、ニコ、そしてレッドブル(旧ジャガー)に戻ってきてのクルサード。これまでは勝てるクルマが無く、チームメイトのパフォーマンスもそこそこでしたが、今年はベッテルが先に優勝してますし、彼も優勝を狙っているようです。決勝は、もしかしたらベッテルと作戦を分けてますかね、レッドブル。勝機があるかも。

2位バトン、3位ルーベンス。フリー走行では中団グループに位置しますが、予選ではキッチリ結果を残してきます。燃料はどうなんでしょうね。フェラーリよりは軽そうな気がしますが。レッドブル勢がタイヤを上手くマネージメントしてくれば、ちょっと勝てないかも?

5番手には、フェラーリを抑えて、トヨタのヤルノが!悲惨なモナコからの大復活。今季ポールポジションを獲得しているのは、バトン、ベッテルと、ヤルノのみ。しかし最近は、バーレーンで PP を獲った事など、もう忘れ去られてしまいそうな存在感です。予選ではフェラーリの前に来ましたが、過去の傾向をみてると決勝のペースが悪いので...フェラーリよりも上位でフィニッシュできなければ、今季この先も辛いかもねぇ。
グロックのほうは、予選13番手と沈んでいます。リザルトが2台揃ってないというのは、本調子ではない予感。

フェラーリ。
もうトヨタを抜いて3番目に速いクルマになったでしょうか。モナコでは速かったですが、ここではレッドブルに敵わないようですね。
6番手にキミ。モナコのスタートでルーベンスに前に行かれたのは痛かったですね。優勝するチャンスでしたが...ここでは淡々とレースをして、結果を見るしかなさそうです。トヨタ、そして、レッドブルか、ブラウンの1台は喰えるでしょうか。
7番手にマッサ。2006年のマッサは、フリー走行から本当に速かったですよねぇ。当時は、「ミハエルにトラブルがあるんじゃないか」などと、勘ぐられるほどでした。そこから3連覇したマッサですが、今年は厳しい模様。

8位にアロンソ、9位にニコ。10位にクビカ。
アロンソが速いのかルノーのクルマが競争力を付けて来ているのか、アロンソがドライブしていると、クルマの本当のパフォーマンスがワカランです。
ウィリアムズはもう、序盤にあったディフューザーのアドバンテージは全然ないですね。このチームも予選順位よりも決勝で後退する傾向があるので、ポイントフィニッシュが目標...でしょうか。

BMWが久々に Q3 に戻ってきました。クビカは未だノーポイントなんですよねぇ。開幕戦でベッテルと当たったのが本当に悔やまれます。もし当たらなかった場合の結果を見たかった...。KERS 推進派で、KERS ありきでマシンデザインをして失敗した感のある F1.09 ですが。スペインから KERS の搭載を考慮しない(?)デザインに変更し、ここトルコから2層ディフューザーを導入。その結果、10位まで戻ってきました。この辺りのチーム力は、さすがBMWかなぁと。
ニックのほうは、Q2 敗退、11番手。ソフト側のタイヤは、熱入れとタレの見極めが難しそうだったんで、ニックはどうかなぁ、と思ってましたがやっぱり Q2 で落ちちゃいました。燃料搭載量が自由に選べますが、ここは普通に 2Stop でしょうね。あまり11番手のメリットは少ないかも。スタート後の 1コーナーでは、過去にもクラッシュに巻き込まれているニックですが、今回はうまく切り抜けて欲しいところ。

マクラーレン。
空力ファクターが重要なコースになると、途端にパフォーマンスが落ちてしまいますね。アップデートした BMW に抜かれてしまいました。去年までの傾向から、どうしてもフェラーリ、ルノー、BMWザウバー、マクラーレンの4チームを比較してしまうんですが...目下、最下位ですかね。